本ページはこんな方におすすめ
- IPアドレスを明らかにすると何が悪いかよくわからない人
- IPアドレスは隠蔽するのが常に正しいと思っている人
- そもそも、なぜ自分のUPアドレスが漏れたのかわからない人
- 自分のIPアドレスを適度にリスク対策したい人
- やばいネット掲示板に書き込みしたい人
まず、ネットなどにIPアドレスを堂々と晒してしまったとしましょう。
その結果、いかがわしい人が自分の物理的住所にまで訪ねてくるということはありません。
そこまでの情報が含まれるものではないからです。
ネットワーク管理人が、調査のターゲットとなるIPアドレスを調べて行うことは、どこのプロバイダを利用しているか程度のことにとどまります。
それ以上のことはやりません。
例外的に犯罪がらみの場合は、当局に情報提出し、当局から無通信事業者に契約者情報を引き渡すように求めることはあるかとは思います。
でも、件数自体は多くありません。
注意
IPアドレスで何がバレる?
IPアドレスというのは、現在のインターネットで相互にデータをやり取りする際の、ネット上の住所の役割をします。
相手の住所がわからなければ、どこに何を見に行けばよいかという、根本的な行動ができないからです。
そのため、IPアドレスを使わずには現在のインターネットは、そもそも成立しません。
IPアドレスネタは膨大に材料がありますが、今回は情報漏洩がらみに限定して述べます。
IP アドレスを手っ取り早く隠蔽して安全性を確保したいのであれ、 NordVPN や Millen VPN のような商用VPNを利用することをお勧めします。
当サイトの記事にも、VPN や匿名性確保の、安全性確保の仕組み、について書いたものがありますので、ぜひ参考にしてください。
IPアドレスからバレるのは、そのIPアドレスが属するネットワーク(グループ)です。
巷で言われているような、実際の物理的な住所、携帯電話番号など、個人情報が洩れるわけではありません。
例えば、ある会社が100個のIPアドレスがを取得していれば、その一つのIPアドレスから、所属グループ(その会社の登録所情報か、その会社が契約しているネットワーク情報)がわかります。
所属グループがわかれば、そのグループ(この場合はプロバイダ)に連絡を取り、誰が(どの会社が)そのアドレスを使ったか判別することも可能ですが、プロバイダは通常そのような問い合わせには応じることはありません。
捜査機関が令状を持ってきても、そのような問い合わせには難色を示すのが多数のプロバイダです。
なぜ、リアルな住所がバレたの?
リアルな住所がバレてるのか?
先ほどのIPアドレスからは、そのIPアドレスが属しているネットワークが判別できると説明しました。
多くのプロバイダーは、地域密着型ですので、例えば OCN やソフトバンクのような大手でも、何々県の何市ぐらいまではアクセスポイントのネットワーク登録情報から判別できます。
そのネットワークが誰が管理しているかという情報も公開されているのが普通ですので、会社からのアクセスであれば、どこに勤めているか、学校からのアクセスであればどこの学校からアクセスしてきているかはわかります。
よく、大学生が学内の Wi-Fi を経由して、匿名掲示板にイケナイことを書き込みして人物特定されてしまうケースがありますが、IP アドレスから学校が属しているネットワークがバレたということです。
その後、掲示板の管理者が「年月日 時刻〇時◇分△秒 ********.ac.jp から変な書き込みがあった」みたいな情報が拡散され、その情報に呼応した人がうわさ話を始め、個人が特定されていくというプロセスになります。
上の拡散情報の部分は、「〇〇大学の◇学部の学生から不正書き込みがありました」というように、さらに特定されることもあります。
これは IP アドレスからドメインをを引き、そのドメインから判断するケースが多いです。
一例をあげます。
仮に 192.168.7.7 というIPアドレスを DNS で引くと、student.literature.*****.ac.jp みたいな FQDN(Fully Qualified Domain Name) が見つかったとます。トップドメインから眺めていき .*****.ac.jp から、学校関係、ドメイン全部から判断すると、おそらく学生のアクセスだろう、文学部の学生なのかと想像できます。
あとは、このアドレスが *****.ac.jp を使う大学の文学部で使われているかどうかの裏どりをするだけですので、ネットワークの管理者にとってこの程度は朝飯前です。
裏どりというのも、当該ネットワークからの行動パターン、アクセスパターンを精査して、常習的かどうかを判断する程度のことです。犯罪が絡まなければ、この程度で終わりです。
同一ネットワークからのアセスであれば、IP が多少変わっても行動パターンを追うことができます。
個人情報がバレているわけではないのですが、(お前が誰かわかっているぞ的な)バレているかの如く脅しをかける管理者もいます。
なんでバレたのかわからずに、ネットに詳しくない学生なら、少しはビビるのかもしれません。
ネットに詳しい人なら、この程度の個人情報はわざと晒したりすることもあります。
ネットワーク・掲示板の管理者は、書き込み内容等を総合的に判断して、学生なのかアカウント乗っ取りタイプなのかを見極め、情報を小出しにして追い込むようなこともやります。
これは会社からのアクセスの場合も同じ感じです。〇〇会社の商品管理部の△さんまで特定してくる管理者もいますが、特定される人は、それまでに余計な足跡をネットに残してきているからです。
つまり、IP アドレスとセットで他のアクセス情報につなげて、特定してきているわけです。IP アドレスそのものが、コアな個人情報を持っているわけではありません。
だいたいの住所ぐらい(何国何々県程度)はわかりますが、何番地何丁目、部屋番号まではわかりません。
リアルな住所がバレたよ、なんで?
よく、IPバレたから、リアルな住所がバレて変な宅急便が届いたよと、理路整然と説明してくれる人に出会うのですが、やっぱり説明は変です。
自分でドメインを登録して、本住所をネットにわざと公開して、そのIPアドレスから悪さをするという人は、それは本人もわかってやっていると思いますので、ここでは言及しません(たぶん愉快犯の類です)。
普通、ほとんどのIPアドレスと、物理的な住所は紐づけされていません。IPアドレスから分かる情報は、あくまでそのアドレスを登録しているサービス業者です。
GeoIP というサービス(MaxMind社)を利用すれば、そのIPアドレスが属する国や地域を検索することができますが、地域程度までしかのデータでしかありません。
サービス業者が、サーバー会社だったりすると、サーバーの物理的な位置情報なども教えてもらえることがあり得るかもしれませんが、普通はありません。
例えば、アクセスしてきたIPアドレスを調べたら、本社が大阪のサーバー会社だったけれど、押収すべきサーバーは東京のデータセンターにあったなんてこともあります。現住所とIPアドレスは必ずしも紐づきません。
なのに、自分の住んでいる場所が正確に漏れたのはどういうことなのかと言うことは、真剣に考えてみる必要があります。
何々県何々市からのアクセスであることぐらいは、IPアドレスから判断できます。
しかし、そのアクセスした本人が、〇〇マンションの△室に住んでいるというような情報までは、IPアドレスからはわかりません。
なぜ、特定されてしまったのでしょうか。
多くは、ネット通販などを利用するときに、自分自身で自分の住所を送付先として入力しているものです。
その本住所の方が漏れてしまっているようなケースが大半です。
例えば大手通販サイト(〇天)の特定の店舗の管理が甘くて、出荷先の住所とメールアドレス、携帯電話番号が漏れるようなことは何度も、私管理人本人も経験しています。(私の場合は、〇天から漏れたのではなく、出店している業者から漏れたものと考えられます。)
つまり、配送先の情報が流出したわけですね。
この通販業者は、カード情報のような金銭的被害がモロに出るもの以外の情報流出は、あまり本気で心配していないようです。
こういったケースでは、消費者はどうしようもありません。そういった通販会社を利用しない、利用するのなら個人情報は限定的にしか提供しない、あるいは利用する通販会社を一社にして管理しやすくなるなどの消極的な対策しか打てません。
[番外編]マジでバレたよ、どうしよう
学生の方が、やばいアクセスして、契約者の個人情報がバレてしまうケースはあります。
それは、例えば個人を誹謗中傷したりして、IP アドレスをもとに、その IP アドレスを管理するプロバイダに、契約者の個人情報を開示するように求めるケースです。
多くは、刑事事件がらみですが、そうでないケースでも開示請求は可能です。
プロバイダが応じたら、IPアドレスから個人情報が引っ張り出されてしまうケースがあります。
この例では、学生本人の情報が直接に引っ張られるのではなく、普通は契約者たる親にまず疑いが向くケースですね。
悪意をもった第三者があなたの IP アドレス情報からできる悪さを予想
現実問題として、もし、IP アドレスが第三者にバレたところで、実際のところ大した問題ではありません。
IPアドレスだけでは、どこからアクセスしてるかぐらいしかわからず、〇〇県◇市にたった一人しか住人がいないというような、あり得ない想像上のケースでしか、個人特定にまで至らないからです。
IP アドレスというのは、原則、さらすのが大前提の情報だからです。
さらしてアクセスしなければ、相互通信になりません。
しかし、悪者があなたの IP アドレスを追跡することで、あなたのプライバシー侵害するが可能です。
例えば、あなたのオンライン活動やネットワーク接続履歴、どのウェブサイトのどのページを見ているか、利用したサービスなどの情報を集めることにより、どの SNS を利用しているかなど、次第に個人特定に近づくこともありえます。つまり、プライバシー侵害ですね。
さらに質の悪いハッカーに狙われれば、サイバー攻撃の対象にされることもあり得ます。
ハッカーがあなたの IP アドレスに狙いをつけ、端末(スマホやPCなど)を乗っ取り、他人のデバイスやサービスに不正アクセスやサイバー攻撃を行う可能性があります。
この場合は、個人のデバイスのみならず、その人が属するネットワークをカバーするマルウェアを仕込まれることがあります。その結果、被害が広がり、データの漏洩や、盗んだデータの悪用被害が発生する可能性があります。
いわゆるなりすましですが、ハッカーに痕跡を消されれば、一時的に疑われるのはあなたになりますので、これは潜在的リスクです。
または、いやがらせ目的の場合、悪意者があなたの IP アドレス(所属ネットワークを丸ごと)をブロックリストに入れ、あなたに特定のサービスを使わせなくする(アクセスしづらくする)ことも可能です。
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家族に影響が及ぶ、マジで怖いケース
最近耳にしたマジのケースで、子供のいる家族がプチ被害(脅し)にあったケースがあります。
ひょんなことから、その家族の子供が通う学校が特定されたという事件です。
子供が遊んだソニーや任天堂のゲーム機のサーバーアクセスログから、IPアドレスが特定され、そのIPアドレスを提供しているプロバイダもしくは地域団体の所在地から、おおよその学区が特定できてしまうからです。
公立学校でも私立学校でも、おおよそ特定できる感じはしますね。正確に特定されてしまったのは、IPアドレス以外にもヒントを残したか、ネットワークゲームで明らかに同じ学校の仲間で繋いでいたなどの足跡を残したからでしょうね。
子供のネットアクセスが心配なら、せめて子供のデバイスに VPN をセットアップして、最低限の安全性は確保してあげてください。この場合は、アプリから簡単にインストールできる NordVPN がおすすめです。
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[対策]IP アドレスはさらされても問題のないものを意識的に利用するのが利口
2000年代を少し経過したあたりまでは、自分が直でつなげる IP アドレスを隠すために、匿名プロキシというものをよく使いました(みな使っていました)。
現在では、プロキシより商用 VPN に同様の役割を担わせた方が利口でおススメです。理由は、http や https 以外のプロトコルで接続する場合も通信がトンネルされ、IP アドレスを含む個人情報の漏洩防御力がはるかに強固だからです。
特に、Web 会議(ウェビナー)のように WebRTC といった流行りの技術を使うものは、プロキシだけでは対応しきれません。
また、商用の VPN サービスは、サーバーロケーションを自由に選べるのが普通ですので、日本にいても英国からアクセスしているようにふるまえたり、外国にいても日本にいるときと同様のアクセスができたり、自由度も高いです。
VPN を使うと、結局自分自身がつなげているプロバイダのIPアドレスは隠蔽されます。
アクセス先に知られるのは VPN サーバーのアドレスです。一方、その VPN サーバーはセキュリティ的には強固に調整されているのが普通ですので、ハッキングの被害は極小です。
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[おすすめ]VPN 選び
IP アドレスを隠蔽する目的だけならば、フリーの VPN でも使えます。
ただし、速度的にも満足がいかないものが多いはずで、VPN そのものの管理に不安があります。
つまり、フリーで提供する VPN 業者自体がが広告費を得るために、接続ユーザーのプライバシーにかかわるアクセス情報などを提供してしまう可能性が高いことです。
当サイトが経験を踏まえて、コストを抑えた、おススメできる商用VPNは以下に紹介しておきます。
(業務用の高額な利用料金が必要になる VPN は、リストに入れていません。)
テレワークのセキュリティ強化に MillenVPN
大手レンタルサーバーの mixhost が提供する VPN サービスがMillenVPN(ミレンVPN)です。
多くの海外の VOD サービスなどは日本から接続して、その海外向けサービスを利用できないようになっています。
そこで接続元の国を米国(などその国)にすることによって米国の VOD サービスに登録&視聴できるようになります。これ提供するのが VPN です。
MillenVPN は「アプリ」をインストールするだけで(PC、Android デバイス、FireTV)、難しい初期設定や工事は不要です。
- 純粋に日本の会社が運営
- dアニメストア対応
- 30日間返金保証有り
- アプリで簡単接続(Nativeの場合アプリ不要)
- 同時に最大10台のデバイスで接続可能
- 72か国の1,300以上のVPNサーバーから選択
- Windows PC、macOS、iOS、android ならアプリで簡単に使用可能
- 2023年6月30日に android TV にも対応しました
(例)Millen VPNのプランと価格(税込)
プラン | 利用料金 | 月あたり |
---|---|---|
1カ月 | 1,496円 | 1,496円 |
12カ月 | 7,128円 | 594円 |
24カ月 | 9,504円 | 396円 |
Millen VPNのプランと価格(税込)
契約期間の計算は、契約した日(利用を開始した日)からカウントされますので、月末間近や、月の中頃に契約しても損しません。
NordVPN で自分のネット上の個人情報を守る
業界最大手の NordVPNは、最新のセキュリティテクノロジーを活用して、安全なインターネットアクセスを提供。
海外からでも制限なしでアクセスできて、身元やアクセス場所、オンライン活動を見えなくするグローバルネットワークで、ビットコインも利用可能。
NordVPNは、Forbes、Business Insider、The Wall Street Journal、Mashableなどの一流ブランドと提携実績あり。
独立研究機関 AV-TEST GmbH では日本市場を含み NordVPNは市場最速クラスの VPN と評価。
24時間年中無休のカスタマーサポート(ライブチャット、メール、チケットシステム)あり。
- 法的縛りがなく、安定的に優れたVPN サービスが提供できるパナマ拠点の会社
- 月480円〜
- 30日間返金保証有り
- アプリで簡単接続
- 同時に最大6台のデバイスで接続可能
- 59か国の5500以上のNordVPNサーバーから選択
- Windows PC、macOS、iOS、Android、Android TV、Linux に対応
マルウェアとフィッシングを回避する SurfShark
世界で3番目に人気のある VPN ブランドとされる Surfshark は、現在は NordVPN と同じ親会社になっています。
Surfshark VPN はオンライン上でのプライバシーを守ります。
ユーザーの IP アドレスを変更し、デバイスのダウンロードやアップロードされたデータを暗号化し、安全なトンネルを介して送信します。
CleanWeb 機能は、ウィルス、ターゲット広告、悪意のあるウェブサイト、不要なバナーからユーザーを保護します。
日本では利用できないウェブサイトへのアクセスを支援します。
デバイスのIPアドレスを変更すると、選択した60カ国以上のどの国へのコンテンツ・ウェブサイトへアクセスできます。
- オンライン上のプライバシーが守れる
- リモート・テレワークで情報漏洩を防ぐ
- オンライン環境をいつでも安心にできる
- 国内アクセスのごとくDOV、ストリーミングサービスが使える
- 海外のニュース、コンテンツ・ウェブサイトへアクセスできる
- 接続台数は完全無制限なので、一つアカウントで好きなだけ同時接続可能
- 60カ国以上に1700台以上のサーバーを提供
- フリー Wi-Fi をよく使う人(フリーランサーや旅行者)に最適
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