NordVPN と Surfshark

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NordVPN と Surfshark、どちらの VPN がいい?

本ページはこんな方におすすめ

近年、VPN 業界では大手企業による企業買収や合併が頻繁に行われ、業界の寡占化(独占企業化)が進みつつあります。そのため、一昔の知識で会社を眺めていると、まともで安心できる会社のはずが、危ない会社の傘下に入ってしまったりということがありえます。

SurfSharkNordVPN の特徴をおさえる

NordVPN については、「MillenVPN と NordVPN、どちらの VPN を選ぶか考えてみる」の記事を参照いただくと助かります。当記事に記載しなかったことについて主に述べていきます。

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SurfShark をざっとおさらい

NordVPNSurfShark は現在ではオランダで登記された、Cyber​​space 社の VPN 事業の一ブランドもしくは子会社です。(世間的には、どちらも Cyber​​space が本社・親会社です。)

Cyber​​space 社は NordVPN の親会社である Nord Security(リトアニア系の会社)と SurfShark(本社はリトアニア) が合併する際、2022年2月に新設合併会社としてオランダで設立登記した新会社です。日本語でいう新設合併と同じことなのかそうでないのか、合併契約内容がよくわからないので、この節は推察も踏まえて書いています。

オランダと聞くと、なんか税制処遇の怪しい雰囲気が漂いますが、われわれがよく知る GAFA も辿っていけば、必ずオランダに登記のある会社に出くわすのが気になるところですね。持株会社設立ならオランダを通すのが当たり前ってところでしょうか。お金持ち会社が優遇される制度が充実しているのかも。

両 VPN プロバイダーは、今のところ独立して運用を継続していて、両方がまとまって一つのブランドになるわけではなさそうです。そのようなロードマップも存在しないことが発表されています。これまで、NordVPNSurfShark と VPN サーバーを共有せずに事業を継続しています(その逆も同じです)。

両 VPN プロバイダーは、本社はオランダにあることになっていますが、事業拠点は NordVPNパナマSurfShark はリトアニアのままだと思います。NordVPN については子会社のままパナマで存続して親会社が合併もしくは変わるということですね。

一般的な情報はここまでで、合併前の両社は非公開会社であることを理由に、合併の内容を明らかにしていません。どうやら、Nord Security 社から VPN 事業の「NordVPN」と SurfShark 社から VPN 事業の「SurfShark」を切り出して、新 VPN 会社をオランダに Cyber​​space 社として設立したというようにも思えますが、両社とも単に親会社が合併しただけで、子会社には直接影響しないというように理解しておくとよさそうです。

その Cyber​​space 社は持ち株会社みたいな位置づけで、NordVPNSurfShark も今のところ事業はそのまま、でも資本関係は強固になったという意味だと理解しています。誰が新会社を率いるのかも不明で、日本的な感覚で言えば、出資など危なっかしくてできないと思うのですが、欧州(主にリトアニアまわり)のお金持ちは手堅い出資という感覚なのかもしれません。

旧本社地現本社地旧親会社現親会社
NordVPNパナマパナマNord Security
(リトアニア)
Cyber​​space
(オランダ)
SurfSharkリトアニアリトアニアSurfShark
(リトアニア)
Cyber​​space
(オランダ)

上の表は、本社所在地がどうなっているかを示したもの。
ここは推察になりますが、両社とも実際のお仕事をしている主な現場は今もリトアニアだと思います。
というのも、ITのスタートアップをやるには、IT産業に注力しているリトアニアは最有力です。
リトアニアはサイバーセキュリティの対策の一環として、優秀な人材が集め、その育成に励んでいるところから、すでに国内に多くのICT(情報通信技術)プロフェッショナルがいます。サイバーセキュリティにおいても、ITUの最新のグローバルサイバーセキュリティでは、英、米、仏に継ぐ第4位らしく、日本ではあまり知名度がないだけで、つまり先進国です。

リトアニアは政治的理由からサイバー攻撃を日常的に受けています。そのため、全企業のみならず、個人レベルでサイバーセキュリティへ対策が必要だという認識です。また、サイバーセキュリティに関する法律も厳しいです。たとえば、公共の電子通信インフラがボットネットへの参加(悪意のあるオンライン活動)などすれば、管轄当局が措置を講じることを可能です(つまり停止できる)。

はっきり言えるのは、両者とも VPN に関しては独自の技術を持っていて、事業体も大きいです。一般消費者としては、両者とも業界大手の VPN プロバイダーとして認識しておいて問題ありません。共産圏の資本が流れ込んでいるかどうか不透明な所も多いのですが、少なくとも通信の秘密を犯すような振る舞いは今までなかったので、過信は禁物ですが信用することにします。

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消費者レベルで期待できるのは、両社は「合併することで、新しい技術知識共有の機会が開かれ、より焦点を絞った市場の多様化が可能になる」と述べたことです。つまり、両社の独自技術が互換性を持ったり、同じ技術に統合されたりする可能性があるという意味です。ということは、サーバーが統合され、最終的には両ブランドが統一されるのではと、思うのですが、前半で述べたように今のところ、それは否定されているということです。

NordVPNSurfShark の価格を比較

1ヶ月12ヶ月24ヶ月返金保証
NordVPN約1550円/月約580円/月
8,700円/12ヶ月
+3ヶ月無料
約480円/月
12,960円/24ヶ月
+3ヶ月無料
30日以内
SurfShark約1717円/月約529円/月
6,349円/12ヶ月
+2ヶ月無料
約272円/月
7,066円/24ヶ月
+2ヶ月無料
30日以内

表の NordVPN はスタンダードプランでの価格です。上位のプランになると、情報漏洩スキャナーやクラウドストレージが付随してきますが、VPN の基本機能には変化はありません。速度も暗号化レベルもスタンダードプランと代わりありません。
NordVPNSurfShark も外国会社でドルベースで計算する、価格がレートにより変動します。現在の円安状況では不利ですが、どちらも低価格を維持しているので好印象です。税込価格で比較するとして、この2つの VPN は 24 ヶ月契約するときの差が著しく大きいです。

年間プランについては、すべて月額換算したものを載せていますが、どちらの VPN も契約した年間分を一括払いする必要があります。

両者ともに、Windows、 macOS、 iOS、 Android、FireTV、Blackberry、Raspberry Pi、Xbox One、Nintendo Switch、Android Smart TV には対応しています(ソフトが対応しているという意味)。
SurfShark はさらに PS4 や Samsung などの SmartTV にも対応しているので対応デバイス数は多いのですが、実質上は両社に差はありません。別にデバイスが対応していなくとも、ルーターに VPN を設定するなどして対応する方法はいくらでもあるからです。

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NordVPNSurfShark を安く利用するには2年プランで決まり

これはどの VPN を契約するときでも同じですが、一ヶ月契約は2年契約した場合と比べて大幅に割引率が下がります。一ヶ月契約を4ヶ月続ければ、ほとんど2年契約分の料金を支払うことになります。そのため、一ヶ月分を必要なときだけ契約して支払うような利用方法より、2年契約してその契約間中に4ヶ月ほど使えばモトが取れると割り切るほうが得です。

契約するときは、プリペイドカードもしくはギフトカードを支払いに使うと(GooglePay や AmazonPay)、解約時に不利になることがあります。また Apple 系のデバイスから NordVPN アプリから iTunes/App Storeを経由して、NordVPN を申し込む場合も解約時に不利になることがあります。つまり、返金対象にならない可能性があるということです。

サーバー会社と同じく、VPN 会社においても、長期契約するほうが利用料は安くなります。わずかに安くなる程度なら、月額払いでも気になりませんが、2年契約すると月額ベースで約7割の割引が受けることができます。

最低限約4ヶ月利用する可能性がある方は、つまり4ヶ月以内に渡航したり、無料Wi-Fiを使ったりする人は、間違いなくモトが取れます。一ヶ月の間に空港や喫茶店を含む無料Wi-Fiを複数回利用したり、調べ物で地域閲覧制限のある海外のサイトに繋ぐ場合はもちろんのこと、アマプラやTver、Netflix を配信地域外から視聴する方は、価値を実感するのに4ヶ月も必要ないと思います。

動画配信サービス実測結果(2022年12月)

SurfSharkNordVPN
Amazon
Netflix
Hulu◯△◯△
U-NEXT
Tver
Abema
FOD◯△◯△
dアニメストア
NHKオンデマンド
ディズニープラス
dTV
J:COMオンデマンド
Radiko
ニコニコ動画

Amazon に関してはどちらも問題ないように感じます。Netflix に関しては、テスト時には視聴できましたが、すぐに対策されそうな予感もあります。
FOD、Hulu はサーバー次第という感じでしょうか。IP ベースでの規制をかけているのでしょうか。どちらかといえば、NordVPN の方が安定してつながる印象があります。つながらないときは、サーバーを変えて試してみましょう。

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有名所の VPN との速度比較

参考までに、当サイトが独自に取得したデータを示します。
条件は DELL XPS15 Corei7 32GB、NTT フレッツ光 マンションタイプ、測定時刻はは平日午後8時、データは3日分の平均です。測定環境、繋げるサーバーによる違い、各国の独自のスポーツ中継などの回線混雑度、いろいろ結果を左右する要因がありますので、参考程度にとどめておいてください。

2022年の12月初旬の計測データでは、SurfShark の上りも下りもいい数字が出ました。

データを採ると、数値でどの VPN が速いというような客観的な結果が出るように誤解させがちですが、実際、このページで紹介している VPN は数字の差ほども体感速度は違いません。動画配信においても、途切れたりすることはありませんでした。VPN を使用しない方が速度は出ていますが、これも体感の差はありません。

また、外国からの SurfShark の速度計測だと、数値上はもう少し悪くなります。上の表はそのことを割り引いてご覧ください。

もう少し継続して調査しなければなんとも言えませんが、海外で言われるほど遅くはありません。使い勝手も悪くありません。

両社ともログは取らない

両社ともアクセスログなどの、プライバシーを侵害することにつながるログは取得していません。両社ともポリシーレベルで定まっていて、第三者機関にノーログポリシーの監査を依頼しています。親会社が同じになっていますので、片方がログを取得してもう片方はしないというようなチグハグなことはないです。その点は信用します。

SurfShark の同時接続可能台数

他の VPN プロバイダーとは違い、SurfShark は VPN を設定したデバイスの同時アクセスが無制限という無茶な仕様になっています。例えば、自分がスマホを100台持っていて、全てに SurfShark を設定し、複数の動画配信サービスに同時アクセスしても、先程の月額料金で賄えるという内容です。

NordVPN の方は最大で6台のデバイスしか使えませんので、この点を考えると SurfShark が優位です。

ただし、個人レベルでは6台、多くても8台がアクセスできればなんとかなりますので、12人家族でそのすべてのスマホとラップトップに SurfShark を設定・同時アクセスというような環境でも想定しない限り、実用レベルでの意義は不明です。

なお、同じネット回線を家族で共有するような環境(普通はそうです)では、ルーターに VPN を設定しておけば事実上の無制限同時複数台 VPN アクセスになります。

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結論

当サイトとしては、この2社だと NordVPN をまず選びます。理由は日本国内向けの動画配信サービスに SurfShark は対応が弱いからです。
MillenVPN ほどではありませんが、NordVPN は日本国内のサーバーが充実しているため、国内動画配信にアクセスするときは有利です。

Disney+ や Hulu は SurfShark の方は規制がかることが多いです。解除される(サーバーが変更される)ことも普通にありますが、また規制されます。つまりイタチゴッコですね。

あと、中国対応にも SurfShark は弱さを感じます。といっても、NordVPN も中国対応は決して強いとはいえず、使うためには少し面倒です。

サポートに繋げるときは、チャットを利用することが多いのですが、どちらも日本語で入力したら、そのまま翻訳してくれますので、普通に使えます。

おすすめできる利用法は、NordVPN は2年契約(実質上27ヶ月)を更新するときは、1・2年縛り後の月額料金がバカ高くなりますから、一旦解約して、SurfShark に乗り換えます。同時に、安全を取ってもう一つ別系列の VPN プロバイダ(MillenVPN など)を契約する方法です。有名所の NordVPN は対策されてしまうことも多く、もう一つ VPN を備えて置く方がいざという時安心です。

まとめ

  • 国内サーバーに繋げば、SurfShark は速い
  • 7台以上のデバイス同時使用ならSurfSharkの接続台数無制限が有益
  • SurfSharkのサーバー設置国数はNordVPNより多い

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