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スイカVPNはどう使う?

VPN サーバー セキュリティ ネットワーク

マニアな国産「スイカVPN」は使えるのか

2023年9月13日

本ページはこんな方におすすめ

  • 日本の会社が運営する VPN を探している人
  • もっぱら、海外滞在時に VPN アクセスが必要な人
  • 海外(特に中国)から安全にテレワークしたい人

スイカVPN

詳しくはコチラ

※スイカVPNで日本と同じネット環境構築

国産 VPN で当サイトが一押ししているのは Millen VPN です。でも、国産 VPN には他の選択肢もあって、有名どころでは スイカVPN もあります。

今回は スイカVPN をじっくり検証していきます。

スイカVPN の当サイトの分析としては、中国からのアクセスに強いテレワーク特化型として使える VPN という結論です。

また、中国によく入国し、西側サイトへのアクセスルートを持っておきたい方は、 Millen VPN も併せてで契約しておくと安心度は増します。(両社は別会社なので、一つずつ契約する必要があります。)

スイカ VPN の概要を抑える

スイカVPN は日本の会社、株式会社MAJ Tech が提供するサービスで、サーバーの設置場所は24か国45都市に50台と発表されています。

対応デバイスは、Windows, Mac, Android, iOS に対応しています。Linux や FreeBSD、FireTV Stick に対応する専用アプリはありません。

対応プロトコルは IKEv2PPTPL2TPOpenConnectShadowsocks の5つですが、MacOS と iOS では PPTP が使えません

スイカ VPN のメリットをざっと見てみる

主要サイト(アマプラや Netflix )、接続速度は、 Millen VPN NordVPN と遜色なく互角です。

多くのユーザーが期待する各種 VOD にはしっかり対応しています。
そのため、多くのビジネスユーザーは特に不満も出そうにありません。

スイカVPN VOD 対応状況

スイカ VPN は固定 IP が使える

スイカVPN はオプション料金など無しで、固定 IP が使えます( Millen VPN も固定 IP が使えます)。

スイカ VPN のデメリットをざっと見てみる

まず、サービス料金が現状では特別安いとは言えないのがネックです。
しかし、サービスの品質、つまり通信の品質は高く感じるので、適正価格と言えなくもないです。

二年プランで比較すると Millen VPN NordVPN の場合は スイカVPN のほぼ半額まで値引きされますので、この点をどう考えるかはお任せします。

また、中国からアクセスする場合などでは、当局に通信内容が抜かれていないか気になる人も多いと思うのですが、 スイカVPN はキルスイッチに対応していません。

さらに、設置サーバーの数が世界で50台しかない点、サーバーが位置する地理的場所は世界45都市と少ない点も、超デメリットだと感じるかもしれません。

しかし、この50台のサーバーは固定IPアドレスで、サーバー容量も大きいものですので、この点は割り引いて考えるところです。

多くの VPN で固定IPアドレスはオプション料金になったり、対応すらしていないことが多いので、メリットの面が大きいと思います。

スイカ VPN の価格設定をチェック

スイカVPN の料金設定を見てみます。

スイカ VPN 料金表

上の表のように五つのプランがありますが、六ヶ月プランまでは、いざというときにアリと感じる価格設定です。

特に、一か月間だけ香港に出張するようなケースにおいては、短期間のプランは手を出しやすいですね。

メインで愛用している VPN がある人なら、副回線として契約しておくと安心です。

一方、二年プランを見てみると、当サイトで紹介している他社のサービスに比べて高く感じます。

なお、どのプランで申し込んでも30日間の無料キャンセル期間の適応が受けられますので、個人の必要性に応じて試してみてください。

スイカ VPN はミレン VPN より優れていると言えるのか?

スイカVPN ですが、当サイトで紹介している Millen VPN と比べて、特別優位である点は見つかりませんでした。

固定IPアドレスについては、 Millen VPN も対応していますが スイカVPN の方が少々バリエーションに富む感じを受けました。それがメリットになるのかどうかは、現在検証できていません。

両 VPN の得意なアクセスは、中国からのアクセスなのですが、当サイトの管理人としても、毎回中国に渡航して徹底テストするということが、満足にできていません。

ですので、もしも当局にマークされることを恐れずに、中共に都合の悪いやばいサイトにアクセスしたおしたりして、徹底テストをすれは、両者に違いが出てくる可能性があります。

現状では、中国から YouTube や facebook 程度のやばいアカウントにアクセスする程度なら問題ありませんでした。

スイカ VPN はメール送信が制限される?

スイカVPN 接続時のメールの送信数には、実は一分間に最大10送信しかできないという制限があります。

この制限を回避するには、VPN を一時切断してから送信する必要があります。

おそらく、VPN を悪用して、VPN 経由でスパム送信する輩に対応したものだと思うのですが、Gmail 等のウェブメールを使う分には、このような制限は関係ありません。

スイカ VPN は中国からアクセスするのに信頼してえるか

スイカVPN は、中国以外から日本の動画サイトなどにアクセスする分には、他の VPN と決定的な違いを見出せません。

では、中国国内から間違いなくアクセスできることが保証されているのかといえば、そんなことはありません。

スイカVPN は中国からのアクセスに力を入れている事実はありますが、中国国内ではVPN どうのこうの以前に、インフラ整備でネットが遮断されるようなことがよく起きます。しかも、予告もなく長時間にわたります。

そのような場合でも、別の回線では繋がったりすることもあるので、自分の利用している VPN がブロックされたと早とちりしがちになるのですが、数日待つと復旧していることもあります。

中国で VPN が遮断されたと早とちりを避ける一つの方法として、他の VPN アカウントもサブとして持っておくと安心です。

なお、今回の渡航中にはテストが十分にできませんでしたが、中国国内で大規模通信規制が引かれた場合、 スイカVPN もその影響を受け、サービスが使えなくなるそうです。

この場合、他社の VPN サービスも同様に使えませんので、基本待つしか対策はないのですが、 スイカVPN は臨時サーバーを用意してくれるようです。

つまり、当局の通信規制が緩和されるまで、臨時サーバーを提供し、臨時サーバーが遮断されたら、さらに臨時サーバーを用意するそうですので、中国対応 VPN としてはいいサービスのように感じます。

サブとしてスイカ VPN を使うのはどうか?

すでに、何某かの VPN を契約していて、もう一つサブとして スイカVPN を契約するケースを考えてみます。

これは、会社勤の人なら、会社のサポートを受けることができる場合は検討に値しますが、そうでない人はわざわざ、サブとして スイカVPN を選ぶ必要はなさそうです。

一番の理由はコストです。

当サイトでは、二年契約で月額が300円以内に抑えられる VPN も紹介していますが、そういった VPN サービスの二倍の利用料金を支払って、サブとして使うというのはコスパが悪すぎると考えるからです。

ただし、例外として、中国対策としてサブ(もしくはメイン)契約するのは、中国を訪れる機会が多い人なら必要かもしれません。

中国での利用なら Millen VPN をサブにするというのはアリですね。中国からのアクセスをサポート対象外にするサービスが増えてきているので、スイカ VPN は、その場合は注目です。

当サイトの結論

VPN で 中国からのアクセスが目的なら、 スイカVPN は積極的に検討すべし。

ビジネスユーザーも、接続に不具合が生じた際も、日本語で質問できて、日本語で返してくれる(もちろん翻訳ではない)ので安心です。

スイカVPN は主要なサイトへのアクセスは問題なく速く、VOD も有名どころには対応しています。

そのため、他の VPN と比較して何が利点なのかということをしっかり理解しておくと後悔しません。

例えば、VOD などは主要なところは対応しているのですが、もし(外国から)つなげなくなった時の対応は迅速にできるのかまでは、検証する機会がありませんでした。

裏を返せば、安定して VOD につなげられたという事実があるということでもあります(テストしたのは四カ月間)。

スイカVPN の売りは、中国からのアクセスに積極的に対応しているという点です。

VOD 自体は他社の VPN サービスも同様に対応しているのが現状ですので、他社と比べて特別優位というものではありません。中国国内で西側 VOD を視聴したいわけでもないのに、VOD メインでこの VPN を選択するのは的外れ感があります。

スイカVPN の一番のネックは、二年契約しても、一カ月当たり878円までにしか割引されないという点で、 Millen VPN NordVPN と比べて割高感があります。

しかし、 Millen VPN NordVPN は二年の契約後、特に NordVPN は契約料金が跳ね上がってしまうので、いったん契約を満了させて、新規契約してコストを下げる必要が出てきます。

スイカVPN は、この点、契約を普通に継続させても、料金が跳ね上がるようなことはないので、どちらかといえば、ビジネス向け、法人向けのプラン、料金設定という感じが強いです。

中国に赴任するなど、滞在が長期にわたる人は、 スイカVPN は積極的に検討するといいように思います。

当サイトとしては、 Millen VPN は比較的長期に、徹底して検討できているので、中国からのアクセスで使う場合は、 Millen VPN を推しているのですが、 スイカVPN も中国からのアクセスにこだわった VPN ですので検討に値することは確かです。

現在のところ、価格面では Millen VPN が優位ですので、中国に長期間滞在するという人でなければ、価格の高い方を選ばなくてもよいかもしれません。

一方で、中国国内での大幅通信規制にあったときなど、迅速に臨時サーバーを設置して利用者を救済してくれるような対応は、他社より優れています。

スイカVPN

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