当サイトが Millen VPN と併用してお世話になっている NordVPN についての2024年(4月)の最新の検証です。
NordVPN は今年(2024年)3月に1アカウントで同時利用できるデバイス数が6台から10台に拡張されたので、 Millen VPN と合わせて早くてコスパの優れる VPN になっています。
本ページでは、速攻設定できる NordVPN の具体的な利用手順とそのポイントについて解説します。
ドシロウトの方でも、このページにあることだけやっておけば、VOD やバスタなどのアマアマ Wi-Fi 経由でネットバンキングしても、ハッキングされないかと、もうビビることはありません。
NordVPN を登録する
まずは、https://nordvpn.com/ja/ で登録します。
商用 VPN ですので、登録時にはカード等での全額支払いが前提になります。
しかし、30日間は無条件で返金保証されていますので、安心してください。
簡略に手順だけをまず示します。詳細な中身は、後の章を参考ください。
VPN は匿名アクセスを前提にしたサービスという性質もありますので、準備しておく事項は二つだけです。
事前準備
- 有効なメールアドレス(Gmail など)
- 支払い方法(カードなど)
スマホからでも、PC からでも
NordVPN
公式サイトにまずアクセスします。
「お得に購入」もしくは「NordVPN を購入」をクリックします。
step
2プランを選ぶ
どのプランを選んでも、30日間の返金保証がありますので、使えないと思ったらすぐさま解約することで損害はありません。迷ったら、長期割引が利く2年で、かつコスパの良い「 ベーシックプラン 」を選びましょう。
step
3メールドレスを入れ、契約期間と支払い方法を選び確認する
登録で使うメールアドレスは、契約期間内は確実にアクセスできるメールアドレスを使ってください。
このメアドはログイン ID ですので、捨てメアドでも問題ありませんが、安定的にアクセスできるアドレスでないとログインできななったりしますので、いざというときに役に立ちません。
step
4アカウントをアクティベートし、デバイスを設定する
決済(解約できます)が完了すると、先ほどの登録したメールアドレスに「NordVPN account activate」というメールが届きます。
[詳細手順1]NordVPN 公式サイトにアクセスする
日本語環境のブラウザでアクセスすれば、ページは日本語で表示されますが、緊急で英語環境でアクセスしなければいけない時は、以下のようにして日本語ページを表示できます。
[詳細手順2]プランを選び、メールドレスを登録する
Nord Security 社のオススメはビジネスプランとなっていますが、VPN サービスそのものは ベーシックプラン でも、まったくそん色なく使えます。VPN の機能そのものに「コンプリートプラン」「ビジネスプラン」「 ベーシックプラン 」の違いはありません。
価格は円の為替次第で変動します(2024年4月時点)。
迷ったら ベーシックプラン を選ぶ
毎月の出費を最大限減らしたい人なら、「 ベーシックプラン 」の一択です。これはほぼ、 Millen VPN で提供される機能と同じになります(厳密には差異があります)。
コンプリートプランについて
一方で一月当たり、プラス 290円程の出費が必要になりますが、クラウドストレージが欲しい方は「コンプリートプラン」を求めるのもアリです。私の場合は Google Drive、Dropbox などをサブスクしているので、特別重要なオプションではないのですが、 NordVPN を常用する人にとっては便利だと思います。
1TB の暗号化されたクラウドストレージ+αが、290円ほどの追加出費で手に入るのは魅力ではあります。最近の SD カードでメモリを増やすことができないスマホを使用している方は、考えてもいいかもしれません。
他のVPNと併用しないなら、ビジネスプランもあり
ビジネスプランはコンプリートプランと ベーシックプラン の間のプランで、広告ブロッカーやマルウェア保護機能、漏洩スキャナーなどがついてきます。広告ブロッカーなどは IT 素人には重宝する機能ですが、ある程度のスキルのある方は、自分の好みのものを自分で選んで設定するとは思いますので、このプランにはあまり魅力を感じないとは思います。(なお、コンプリートプランには先ほどの 1TB ストレージに加えて、ビジネスプランのすべての機能がついてきます。)
当サイトとしては、 ベーシックプラン でいいと思う
当サイトとしては、クラウドストレージが必要なら「コンプリートプラン」、それ以外の方は「 ベーシックプラン 」をおすすめします。
VPN は安定性、常にバックアップ的にセカンド VPN を契約してフェイルセーフしておく方が安心できます。
原則、 ベーシックプラン を選んで、セカンダリに Millen VPN 、 CyberGhostVPN や SurfShark を契約して万全を期すような方法がおすすめです。
中国からのアクセスをする場合は、セカンダリとしては Millen VPN か スイカVPN がおすすめで、まず必要です。
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中国対策としてのVPNを考える(MillenVPN Native OpenConnectを使う方法)
マニアな国産「スイカVPN」は使えるのか
オプションサービスは必要な場合のみ
オプションサービスの「固定IPアドレス」は Millen VPN の固定 IP アドレスとは少し違います。
いわゆる、グローバル IP を貸与されるようなサービスで、世界中どこに行っても自分のスマホやタブレットやPCの IP アドレスが変化しないというサービスです。
オンラインバンキングなどでは信用度が増したようにより、画像認証やワンタイムパスワードなどを求められる頻度が極端に減るというメリットがあります。
一方で、いつも同じ IP アドレスになってしまうと、アクセス先からは「またアイツだな」と思われること間違いなしで、匿名アクセスを求める方には、必ずしも有益とは言えません。ただし、固定 IP アドレスになったからと言って、 NordVPN 貸与のアドレスから個人情報が漏れることはありません。FBI や〇◇府警のサイバー対策班でも、たどれないとは思います。
このオプションは、マニアには意味のあるオプションですが、よくわからない人、シロウトの方は無理に選択しなくても、普通に安全にアクセスできます。
[詳細手順3]契約期間と支払い方法を選ぶ
普通の使い方をする方(VOD 視聴などがメインの方)は、Android スマホなどを登録する際に取得した Gmail などで十分です。普段使いのメアドと混ぜたくない方は、サブ用の Gmail アドレスを、VPN を使用するスマホで取得するのもアリです。
契約期間は、1ヶ月、1年、2年の中から契約期間を選びます。
最低6か月は使ってみるつもりの方は、金額的には2年プランが一番お得です。 ベーシックプラン を1ヶ月契約で6ヶ月払い続ける金額と、同プランの2年契約(3ヶ月は無料で延長される)の金額が同じです。
つまり、6ヶ月分の金額で、27ヶ月使えますので2年プランがお得です。
支払い方法を選ぶ
支払い方法ですが、クレジットカードが一番おススメです。というのも、もし返金処理する際は、その他の支払方法だと手数料が発生してしまう可能性があるからです。
また、Apple App Store を通じて NordVPN を購入した場合、返金の場合は Apple App Store を通じてサブスクリプションをキャンセルする必要があります(つまり NordVPN 側からは処理できません )。そのため、iTunes/App Store に直接連絡する必要があります。
一方で、完全に匿名アクセスのために NordVPN を契約するつもりなら、暗号通貨払いを選んでください。官憲に目を付けられるようなことがあっても、追跡は難しくなります。VOD 程度の利用ならクレジットカードを選んでおきましょう。
NordVPN のアカウントを有効化する
先の決済(解約できます)が完了すると、先ほどの登録したメールアドレスに「NordVPN account activate」というメールが届きます。私の場合は、前回(一年半前)も英語のメールでしたが、そのうち日本語対応になるのではと思います。
早速クリックして、パスワードを設定して NordVPN を利用できるようにします。
これで、 NordVPN が利用可能になりました。あとは順次使用するデバイスに NordVPN を設定していきます。
NordVPN を設定する
今年の3月まで NordVPN は同一条件で同時接続できるのが1アカウントにつき6台までだったのですが、以後10台までに引き上げられています。
これは同一サーバーに、同一プロトコルで接続する場合の条件なので、大半の場合これを回避することができます。普通はアプリを使って VPN 接続するので、ユーザー側からはこのことを意識せずに NordVPN を利用できます。
まずは、 NordVPN のアプリを設定していきましょう。設定は簡単ですので、ネットのことなどよくわからない人でも、問題なくできます。
NodeVPN をダウンロードする
PC に NordVPN を設定するのは簡単で、まず、PC からメールを開きます(先ほどの続きで作業してかまわない)。
NordVPN のアカウントのページから、Windows 用もしくは Mac 用のアプリをダウンロードして、インストールします。
アプリを立ち上げて、登録メールアドレスとパイワードを入れて、ログインします。
私は PC でアカウント登録、支払いをすることが多いので、PC でパスワードを設定した後、スマホの設定に戻ってくることが多いです。
はじめからすべてスマホだけで完結させても問題はありません。下は、参考のための NordVPN 公式のダウンロードリンクの QR コード。
Android ユーザー Google Play Store
- Android の場合、Google Play から NordVPN をダウンロードする。
- iOS の場合、iTunes/App Store からダウンロードする。
アプリを起動し、NordVPN にログインする
登録した NordVPN が活かすため、android(もしくは iOS)デバイスに設定していきます。
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その他・補足(なぜ NordVPN か?)
VPN を使えば、どこからでも VOD 自在にアクセスできるわけではない
VPN の本来の技術的目的は、通信内容を盗聴、スニッフィングされても、第三者からはそのデータを解読できなくするというものです。
特に、通信データそのものを盗みにくくするものではなく、「データは盗ませてあげるけど、盗んだところであなたには解読できないよ(意味のない文字列コードしか手に入らないよ)」という手段です。
その暗号化通信を実現するために、サービス会社はそれに特化した VPN サーバーを各国に負荷分散のために設置しています。
その各国に設置されたサーバーを介することで、アクセスされた VOD としては、そのサーバー(その国)からアクセスしてきたようにしか判断できなくなります。
つまり、日本国内に設置された VPN サーバーを経由することで、例えば Amazonプライム・ビデオ からは日本国内からアクセスしてきたユーザーなので、アマプラの日本版プログラムを提供することになるわけです。
本サイトで紹介している VPN は原則として、サーバーが多国に分散されているサービスですが、その中でも NordVPN は対応国の多さ(サーバーロケーションの多様さ)がポイントになります。
海外から、あやしいフリー Wi-Fi 経由でネットバンキングで家賃を支払ったりしても、データを盗聴する側からは、どこに繋いでいるか判別できなくなります(繋いでいる VPN のアドレスしかわからない。つまり安全になる)。
外国旅行中に日本の VOD を見るだけでなく、サッカーの試合など、特にマイナーな予選で、開催国限定でネット中継される生試合のの視聴にも対応できるのが強みです。
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NordVPN で自分のネット上の個人情報を守る
業界最大手の NordVPNは、最新のセキュリティテクノロジーを活用して、安全なインターネットアクセスを提供。
海外からでも制限なしでアクセスできて、身元やアクセス場所、オンライン活動を見えなくするグローバルネットワークで、決済にはビットコインも利用可能。
NordVPNは、Forbes、Business Insider、The Wall Street Journal、Mashableなどの一流ブランドと提携実績あり。
独立研究機関 AV-TEST GmbH では日本市場を含み NordVPNは市場最速クラスの VPN と評価。
24時間年中無休のカスタマーサポート(ライブチャット、メール、チケットシステム)あり。
- 法的縛りがなく、安定的に優れたVPN サービスが提供できるパナマ拠点の会社
- 月480円〜
- 30日間返金保証有り
- アプリで簡単接続
- 同時に最大
6台10台(2024年3月に増強)のデバイスで接続可能 - 111か国の6425以上(2024年6月)の NordVPN サーバーから選択
- Windows PC、macOS、iOS、FireTV Stick、Android、Android TV、Linux に対応
NordVPN は1~2ヶ月あたりで100台ぐらいのペースで増強してきていますので、今後もサーバー数は増えていくと思います。
利用期間は、利用を開始した日(契約した日)からカウントされるので、月末直近や、月の真ん中で契約しても損しません。