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VPNを中国で使うとどうなる?

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VPN を中国で使うとどうなる? チャイナ対策はどうやる?

2024年4月16日

インターネットは世界をまたぎますが、「世の中には通信を暗号化するのは違法です」みたいな、トンデモなルールを振りかざす権力者がいます。

このページで問題にするのはかの国、中国・チャイナです。かつては、香港を除くなんて記載ができましたが、今現在は香港も含めて、対策を考えておくほうが安全です。

なお、この記事は2024年1~3月の調査です。

本ページはこんな方におすすめ

  • そもそも中国国内で VPN 接続は機能するのか?知りたい
  • VPN を中国で使うと処罰の対象になるのか?
  • 中国国内で VPN サーバーの使用契約をしても安心なのか?

VPN を利用する目的は、海外にいて日本の動画を視聴したいと言うようなものから、当局の検閲をのがれたい、マイノリティの意見を堂々と配信したいというものまで、様々です。

結論、中国国内で普通に使える VPN はコレ!

北京、上海のみならず香港、マカオを含め中国国内から、日本と同じようにネットライフをおくるには、VPN は必須と断言できます。

中国で VPN を使う前提として、現在おすすめできるのは Millen VPN です。

多少、高額になりますが、 Express VPN スイカVPN も対応を堂々とうたっていますので、検討してもよさそうです。

私個人のレベルでは Millen VPN で問題ありませんでしたが、数か月以上の長期滞在になる方は、中国対応の VPN を複数契約しておいた方がよろしいです。

バックアップ用のセカンダリとしては、 SurfShark がコスパ的にも優れていますが、中国国内では速度的にはイマイチなんてことをよく聞きます。私が中国以外で試したところ、速度的には問題なかったのですが、こればかりは現地で使っている最新の情報に当たるほかございません。

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現実に即して回答

中国警察

冒頭の疑問「VPN を中国で使うとどうなる? 使える?」に回答しますと、中国国内でも VPN は機能します。中国国内で VPN を使用したとしても、その VPN が(中国国内の)法にかなっていれば処罰の対象にはなりません。

ただ、現実には、中国国内で中国国内が手配する VPN サーバー業者と使用契約をしたら、まず安全ではないだろうという回答になります。

中国ではよく、「法にのっとっている限り」というもっともらしい説明がなされますが、意味を解釈し間違えてはいけません。

法にのっとっていようがいまいが、共産党がいいといえば問題なく、アウトと言えはアウトです。それが中国で言うです。

中国国内で VPN したら逮捕されたり、勾留されたりすることはあるの?

中国国内でVPNは違法?

VPN は違法だとされるが、それを使用した日本人が逮捕勾留されたりする例は今のところない

つまり、法律違反かもしれないけれど、犯罪を犯したということではない。だから、逮捕や勾留されることにはならないってこと?

中国の法学者によると、犯罪と法律違反は必要十分条件の関係にないから、法律違反をしたからといって、何でもかんでも逮捕したり刑罰を科したりできないということのようです。

質問に対しては、はっきりしない回答になりますが、現状に即してみていきます。
現実に抑えておくべきことは、以下のことです。

ポイント

中国国内で VPN は使えるが、 BAN されて繋がらなくなることがある。
逮捕や刑罰までは科されないが、繋がらなくなったことを理由に(中国国内で)契約した VPN の支払金が戻ってくるわけではない。

逮捕監禁までされるには、違法かつ犯罪であることが必要です。

でも、それは原則にすぎず、結局は中央政府のご意向に沿いますので、最新の情勢に気を配る必要があります。

2024年4月現在、VPN を使用したことによる外国人の逮捕は確認されていません。
(例外:麻薬の密売人が VPN 経由でネットをしていた例では、もちろん逮捕されています。麻薬の方がメインで、VPN は本質ではないからです。)

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中国国内で VPN 接続は機能するのか?

中国、ネット検閲

中国国内からも、VPN を経由すれば Googlefacebook を使うことできます。
当サイトでおすすめしている VPN のみならず、中国国内で普通に機能する VPN はいくつもあります。

まっとうな会社のサービスと契約すれば、ネットがつながる限りは、技術的に中国国内から VPN ができないなんてことはありえません。ただし、多くの VPN 接続は中国政府の管轄下にあるファイアウォール(金盾)にてブロックされています。

一方でブロックできない通信もありますので、何でもかんでもブロックされるわけではありません。

VPN サービス会社は、様々な技術的検閲回避手段を使い、中国国内から Google などに VPN 技術を用いて接続できています。

エンジニアリングな立場から一言

これは、 Millen VPN に限らず、中国から接続できる VPN 一般に言えることですが、やっぱり時々接続が切れます。

特に安定して VOD に繋いでいる時に経験します。

中国当局の側からも、VPN 接続しているユーザーの接続先までは分からないので、定量的にフィルタするシステムにしているのか、それとも人力を駆使して、ユーザーの行動を把握しているのか不明です。

たとえば、アマプラなどをつけっぱなしでドラマの連続再生をぶっ通しで数日やると、イヤな接続切れが発生します。

タダのシステムの問題、メンテやら、物理回線の不具合の可能性もありますが、じっくり見極める機会がありませんでした。

OpenConnect 方式で繋ごう(それでも中国からアクセスしたい)

現在(2024年5月)のところ、最も安定している VPN の接続方式は OpenConnect です。

OpenConnect はシスコ(CISCO)社製のルータでサポートされている独自の AnyConnect SSL VPN クライアントのオープンソース版、つまり代替方式(ソフト)として開発されたものです。

プロトコルとして、Cisco AnyConnect、Check Point SNX VPN、Huawei VPN などをサポートします。

ネット業界で事実上の標準となっているシスコ社の規格に沿っているので、インターネットをツ要するなら、シスコ社と互換性があるかどうか、実際のところ重大です。

Huawei 社などは、中国市場でその市場を占有する野心があるのか、使命のつもりなのか、ちゃっかり自社規格を推してきています。OpenConnect 方式はオープンソースですので、いかがわしいコードが入ったりすると、世界中のユーザーにチェックされて指摘されますので、どこの規格が混ざったところで、悪い方向にはいかない気がします。

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VPN を中国で使うと処罰の対象になるのか?

中国警察

中国国内での法解釈では、VPN 通信を行うと中国国内の法律に抵触する可能性があります。

VPN 通信を明確に禁止した中国国内の法律はないとされます。しかし、多くの見解では処罰対象であるとの意見が多くを占めます。

この意図するところは、当局次第でいつでも取り締まることができるというような意味のようです。つまり、中国国内からの VPN 使用が中国で罰せられるのかどうかは、正確なところわかりません判断できないという意味です。当局の解釈次第ですので、何でもありという理解が正解だと思います。言えることは、現在のところ本目的で VPN を使って罰せられた日本人はいないという事実だけです。

現在までのところ、どのような取り締まりが行われたかを調べると、中国国内の中国籍の人物に対する処罰例はあるようですが、2022年12月時点で外国人が VPN 使用で逮捕されたり、処罰された例はありません。もし処罰例(逮捕・勾留など)が一例でもあると、多くの IT 企業は撤退を考えざるを得なくなります。

中国本土滞在の駐在員の多くは、何らかの VPN を利用しているようです。私の知る限りでも10名近くいるので、全体ではほとんどと言ってもいいのではないでしょうか。

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中国では、法律解釈と当局発表は異なることもある

中共

VPN 通信を明確に禁止した中国国内の法律はないとされますが、「政府の検閲をできなくした=悪いことを隠れてしている=法律違反しているっぽい」と芋づる式に解釈が捻じ曲げられ、法律違反をしていないことを示すために、VPN で何の通信を行ったか示すことを強要されるというようなケースが考えられます。
日本の法律解釈論議、デュープロセスは通じません。中国では建前上は法治国家ですが、その法を管理して作るのは共産党です。

私、管理人の場合は Millen VPN だけで数週間を無事に過ごせましたが、長期に滞在する方は常時安定的に接続できる VPN 契約が複数必要だと思います。

現状、このページで紹介した VPN は中国国内(上海)で動作することは確認できていますが(2024年4月)、今後も同様に安定し続けるかどうかまでは不明です。
そのため、中国国内の VPN については最新の情報を得るように努めてください。

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