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HIDEAWAY VPN は使えるか検証!

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HIDEAWAY VPN は使えるか検証する!

2023年5月25日

HIDEAWAY SUPER FAST VPN は名前の通り VPN サービスです。
ニュージーランドの Firetrust 社が提供する VPN ですね。国内では、ソースネクスト社が「速いVPN」とリネーミングして販売しています(中身は同じ)。

公式サイト
https://www.firetrust.com/products/hideaway-secure-unlimited-vpn

ニュージーランドの会社がサービス主体ということで意識していた HIDEAWAY SUPER FAST VPN です。日本人が日本のサーバーにアクセスする目的で使う場合はどうなのかという点が気になっていました。

このページで取り上げたのは、時々、同サービスが超安価に提供されることがあるので、試しに契約しておいてもいいかなと考えたからです。

ざっとチェックしておきましょう。

HIDEAWAY VPN の概要

紛らわしいのですが、ドイツの VPN サービスに Hideway VPN というのがありました(現在はサービス停止)が、ここで紹介するのはそちらではありません。

今回、検証するのは、ニュージーランドのクライストチャーチに本社を置く Firetrust 社の HIDEAWAY VPN です。
こちらは、HIDEAWAY で A が入る方ですので、紛らわしいですが間違えないでください(ソースネクスト版は「速いVPN」として販売されています)。

まずは意外な結論から

速度の数値などは、後から公開するとして、接続速度も速く、意外にも快適に使えています。これはほんとに意外でした。接続した後の速度も速いです。

日本向けの VOD も無事に視聴出来て(アマプラは問題なし)、ライセンスも 10 台までインストールできるので、サーバーからクライアントマシンまで Windows オンリーの環境なら、これは使えます。

ダメ出しするつもりで取り上げたのですが、HIDEAWAY VPN は意外にも悪くなかったです。私はメインは、簡単にチャットで問い合わせることができる Millen VPN で最近生活しているので Millen VPN と比べてどうかという感じの意見です。

HIDEAWAY VPN が当サイトで紹介している他の VPN と違うところは、独自のプロトコルを採用した Windows PC 専用の VPN だという点です。そのため、OpenVPN 互換クライアントを使用したりはできません。そのため速いということです。

Mac、Linux や FreeBSD ユーザーは、専用アプリがない以上使えません。どうしようもありません。
android や iOS、Mac ユーザーもどうしようもありません。

FireTV などにも直接使えません。機能をフルに使うには兎にも角にも、 Windows マシンが必要です。

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それで結局使い物になるの?

私は現在、メインは Windows マシンを使用しています。Mac、Linux や FreeBSD も使いますが、それらのデバイスだけでウェブサイトにアクセスしたりはしていないので、メインは Windows マシンを使っています。

そんな私の場合、HIDEAWAY VPN は使い物になります。Windows で使うからか、接続速度が速い気がします。また、Windows アプリとして提供されるので、使いやすいです。

結局、現在主に利用している Windows マシンは、メインの VPN は現在 HIDEAWAY VPN に置き換えました。 Millen VPN はもちろんキープしたうえで、普段使いは、こちらの方が快適な気もします。

VPN への繋がりがストレスを感じないので使っているだけで、VPN としては、掲示板アクセスを含め、HIDEAWAY VPN だけだと少し心もとない時はあります。HIDEAWAY VPN はサブとしては大アリですよ。

なぜ、HIDEAWAY VPN を使い始めたのか、使っているのか?

理由1:まず、安いからです。支払う金額ベースでは Millen VPN より安くなる時があるので、数時間テスト使用してみて、すぐ課金しました。普通のサラリーマンなら、安酒場で2、3杯飲む程度の金額です。

理由2:Windows 専用 VPN ということで気に入りました。逆を言えば、Mac をメインに使っている方や、iPad や android タブレットユーザーには無用の長物になります。VPN 起動時にどのアプリを VPN に繋ぐかどうか決めさせてくれるので、これは私には、使いやすいです。

理由3:意外に速かった。専用のプロトコルということで、どういう暗号化しているのか外部からは分かりにくいのでしょうけれど、速度が心配でした。

使用してみたところ、 Millen VPN NordVPN とそん色ないどころか、Windows マシンで使う限り、この両者を上回っている速度が出ています。ただし、テストサイトに繋ぐタイミング等で、数値的なものは大きく変わるので(この数値が確かに好ましい値だった)、私の体感速度ベースのお話の方が現実に近いと思います。

価格について少し注意です。HIDEAWAY VPN は安いですが、Windows 専用です。10台までの PC にインストールできるとはいえ、Windows マシン限定です。

スマホや android タブレットやゲームを合わせたら、個人で10台以上所有していることは珍しくありませんが、今のご時世、個人のパソコンでindows マシンばかり 10台所有というパターンは稀有な感じがします。このため、10台分のライセンスが付属してきても、家族とライセンスを共有して使うという感じになります。

一方の [st_af name="millenvpn"] は Mac や android、iOS に至るまで専用アプリが用意されており、Linux や他の PC-UNIX のためにも MillenVPN Native というアプリに頼らない接続ができます。そのため、実質上どちらが安いのかと言われると、微妙です。

少なくとも android タブレットで使いたいという人にはお勧めできません。


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理由4:アプリ別に VPN を通す通さないを決めることができる。厳密にはすべてのアプリというわけではなく、現状ではブラウザ別というように読み替えて理解した方がよさそうです。

私の場合は、Chrome からアクセスするサイトはすべて VPN 経由し、MS Edge 経由の場合は生アクセスしたいというケースがあります。

例えば、外国で Edge で地元のニュースサイトにアクセスし、サッカーなどの生中継を視聴しっぱなし、一方で Chrome 経由で Amazon のサイトで何か物色するようなことが普通にできます。

アマプラ見ながら、Edge で現地以外からは視聴制限のかかるニュースや、スポーツの試合結果などかけっぱなしにするような使い方が、PC 一台でプロキシの変更なしでできてしまいます。

理由5:匿名性はしっかり維持される。HIDEAWAY VPN に限りませんが、ノーログポリシーデータ転送無制限キルスイッチなど当たり前の機能と運営ポリシーはあります。

読者が誤解をされないように、少し私の利用法を説明します。現在、手持ちの Windows マシンの大半に HIDEAWAY をインストールしました。一方で、相変わらずスマホや Fire タブレット、FreeBSD マシンなどには、 Millen VPNNordVPN のお世話になっています。

HIDEAWAY はライセンスが 10 台分ついてくるので、Windows ユーザーならインストールしたくなってしまいます。もちろん、NordVPNMillen VPN も Windows マシンにも残してあります(緊急時に使います)。

NordVPN はライセンス数が6台まで、しかもプロトコルを変えなければいけないので現在は Amazon デバイスに入れています。

独自のプロトコルで速さを実現

速いVPN - Hideaway VPN

Windows 専用で別格の速さ

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HIDEAWAY VPN のダメなところを知っておこう

欠点1:利点がそのまま欠点になります。いい VPN だと思いますが、スマホユーザーや Mac ユーザーにはそのままでは使いようがありません。Windows 専用というのが欠点ですね。

欠点2:

国別のサーバーがあまり多くない。いくつかの国のサーバーが選べるのですが、強いのはオセアニア米国まわり、次に欧州という感じもします。このことは遅いということを意味しませんが、接続元の IP を偽装する目的としては、 NordVPN Millen VPN の方が優秀です。

欠点3:欠点というか心配点です。サポートがどうなるのかあまり分かっていません。支払う金額がそれほど多くないので(私は1年契約しました)、途中でダメになっても保険的な掛け捨て感で済ませると思いますが、気にする人は気になる点ですね。

欠点4:ノーログポリシーが第三者機関に検証されていない点です。HIDEAWAY VPN のノーログで運用されているとのことですが、それが事実かどうかは第三者機関によって検証されたわけではありません。

ウソはついていないと思いますが、この手の真実は何某かの事件が起こってからでないと検証できないという事実もあります。

欠点5:データリンク層(いわゆるレイヤ2)で Ethernet フレームをカプセル化する VPN ではない点です。このことを致命的な欠点だと判断する方もいると思いますが、理解して使う分には問題なさそうです。

不具合が出そうな点としては、インストールした Windows マシンをルーターにして、接続してきたクライアントはそのルーター経由で自然と VPN 接続させるような使い方は、設定に手間取ります(そんな時は、 NordVPN Express VPN で楽するか、 Millen VPN でチャレンジしてください)。

それと、WebRTC 漏れのような IP 漏れは、使用するブラウザとその設定に気を使う必要もありそうです(実際は大した問題ではありません)。

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欠点6:IP がブロックされやすいかもという感じがします。匿名 VPN ではあるのですが、 NordVPN とくらベて、さらに完璧を貫いているという感じまではしません。

例えば、VPN 経由のレジストを許可していないフリーメールや、フリーのサーバーアカウントでは、IP アドレスがブラックリスト化して登録されている可能性があります。それだけ、サーバー数が大手と比べて少なくブラック化しやすいのかもしれません。

私が確認したところ、某エンジニアリング関係の掲示板では、東京のサーバー経由でのアクセスが拒否されました。どうやら、ブラックリストに入っていて、ブロックされているように感じます。
環境変数と DNS パラノイドチェックはエラーになる

IP アドレス等、匿名性については保たれるのですが、HIDEAWAY は DNS パラノイドチェックエラーになります。
パラノイドチェックの意味は逆引きできないという意味ですが、何か登録ミスがある(やばいサーバーなんじゃないの?)と疑う人がいるかもしれません。

匿名串マニアの人にとっては、気になるかもしれませんが、ここはエラーのままでいいと思います。エラーになってくれた方が、ユーザーとしてはいいですね。おそらく、管理者がわざと登録していないのだと思います。

HIDEAWAY のサーバー、複数国、ロケーションを変えて 10 台ばかりテストしてみましたが環境変数漏れみたいな、バカな設定のサーバーは一つもありませんでした。

匿名性は本当に信頼できるか?

2022 年初旬までは、アプリがすぐに落ちて生 IP 丸出しになるとのレビューを見たことがあります。こちらでテストしてみたところ、40日間、一度もそのような事態には陥らなかったので、現在は解消されている可能性が高いです。

セキュリティソフトとの競合がありそう?

私自身、セキュリティソフトは最小限でしか使用しないため、私の環境では全く問題がありませんでした。しかし、独自チューニングを行った VPN ゆえに、VPN 機能を備えたセキュリティソフトと競合するということがあり得ます。

システムに直接作用するソフトウェアを多用する方は、この点を理解しておいてください

HIDEAWAY VPN の購入方法

switch to vpn
HIDEAWAY VPN を試してみたいという人はいるでしょうか?

先ほど示した公式サイトでアプリをダウンロードすると、最大で12時間ほど無料試用ができたと思います。
VOD が無事に再生できるかどうかは、この使用期間にアマプラNetflix にアクセスして確認しておきます。

私の場合は問題ありませんでした。でも、VOD はもっぱら Millen VPN のお世話になっているので、HIDEAWAY VPN では映画作品を10本程度しか視聴していません(Windows PC のブラウザで視聴しました)。それ以外は、ほぼ Millen VPN に繋いでいます。

なお、Android TV や FireTV Stick などで手っ取り早く海外から日本の VOD にアクセスしたい方は、設定が楽な分だけ NordVPN がおすすめです( Express VPN でもいいです)。HIDEAWAY VPN はこの点では論外ということになります。

VPN 価格比較

購入を考えている方は、日本のソースネクスト社経由で購入するのがお得です。日本円でレートを意識することなく買えますので、買いやすく、クーポンやセールを利用すると公式サイトより安くライセンスを買えます

以下、具体的な値段を検証します。

HIDEAWAY VPN の公式価格をチェック

Fire Trust Hideaway VPN 価格
気になる公式サイトの価格から

  • 一年で5,400円
  • 二年で7,560円
  • 三年で11,070円
  • 永久ライセンスで28,240円

この価格は、為替レートによって変化します。

価格は微妙ですね。二年契約で7,560円ということは、安いですね。三年契約すると11,000円強と安いです。

HIDEAWAY VPN はソースネクスト経由で買うのが利口

ソースネクスト Hideaway VPN 価格

先ほどの公式価格は、ドル・円換算の価格で、日本国内ではソースネクスト社が「速いVPN」という名前でライセンス販売しています。
公式サイトのような二年版はなく

  • 一年で5,950円
  • 三年で17,820円
  • 永久ライセンスで25,733円

となってます。永久ライセンスを購入するときは、ソースネクスト版の方が安いです。
三年版の場合は、ソースネクスト版の定価設定は良く(やさしく)ありません。
しかし、ソースネクスト社はよく割引セールを行うので、上の価格より3割近く値引きされることもあるようです。

つまり、上のソースネクスト社定価は目安です。

ソースネクスト社でよく購入する方は、頻繁に限定ポイントなど付与されますので、たいていの場合は Fire Trust 社の公式サイトで買うより割安です。私の場合も、衝動買いに近い感じで買いましたが、定価より二割ぐらい値引きされていた感じでした。

独自のプロトコルで速さを実現

速いVPN - Hideaway VPN

Windows 専用で別格の速さ

HIDEAWAY VPN に期待するところ

私は HIDEAWAY VPN は今のまま Windows 専用でサービスを続けてほしいと思っています。利用価格も安く、専用アプリは使いやすいです。下手に手を広げてサーバーが混んだり、新設したアプリの問題が現れたりするのは困るので、このままでチューニングしていってほしいと考えています。

今後のバージョンアップで何が予定されているか

あくまで、予定らしいので、いつ実装されるのかはわかりません。

カスタム フィルタリング・異なる国の VPN サーバーに同時に接続できる

アプリケーションや Web サイトを通すトンネルを別々にできる機能です。
たとえば、Google をドイツ経由で接続し、Youtube は米国経由、Edge は日本を経由で、amazon.co.jp も日本経由で接続できるようにするバージョンアップが予定されています。毎回切り替えることなく、一部のアプリケーションを別の国経由で実行できるようにするわけですね。

インターネットのトラフィックを希望する場所にフィルタリングして、国や企業の制限をすり抜け、同時にプライバシーを維持することができるようになるバージョンアップです。他社の VPN ではこういった話を聞かないので、実装されたら楽しくなります。

プロセス リスト

コンピューター上のどのアプリケーションがインターネットにアクセスしているのか、またどこへアクセスするのかが一目でわかるようにする機能です。

スピードテスト

速度テスト機能を内蔵させ、アップロードとダウンロード速度と遅延から出した最速のサーバーを自動的に選べるようになります。

これは、VPN 安全性を確保する目的で利用する方には有益です。どの国の VPN サーバーに繋げてもいいけれど、とにかく最速のものに優先してほしいなどというときは、あれば憂いなしですね。

私の場合、繋げてはみたけれど、「もっと速いサーバーあるのかな」と思い直し、接続を切ろうかどうか思い悩むことがあるので、期待している機能です。

HIDEAWAY VPN の実用性をテスト

Hideaway VPN 接続

HIDEAWAY VPN は匿名性を担保しているか

私の知るところによると、昔は HIDEAWAY VPN がログを取得しているのか、ユーザーをどう管理しているのかは明確にしていなかったようです。

しかし、ここ最近は FireTrust 社の公式サイトで「オンラインでの匿名性を保つ」ということを明確にしており、政府であろうと通信の中身を解析できないとしています。

また、提供される Windows アプリは当然のこととしてログ機能など組み込まれておらず、サーバーもログ取得していないので、何があってもアクセスログなどが他者に渡ることはないと明言しています。

当サイトとしては、価格の安い HIDEAWAY VPN に関してはこの程度で十分だと考えていますが、海外のハッカー連中の中には、それでは不十分だとする人もいます。つまり、 Express VPN NordVPN みたいに「第三者機関にしっかり嘘ついていないか検証させろ」ってことだと思います。

ヤバいネットを頻繁にする人なら、そういった VPN の方がより安心できると思いますが、普通の VOD や海外ニュースにアクセスする程度、昔の匿名串さしてどこかにアクセスしたい程度の利用法なら、 HIDEAWAY VPN でも十分に対応できます(有名国のニュース、VOD に限る)。

HIDEAWAY VPN を東京のサーバーにつなげて速度テスト

公式サイトを見ると、 Express VPN の倍弱ほど出ているスペック表があります。
速度比較では、HideAway は他の有名な VPN を完全に上回り、実際のテストでは、HideAway は OpenVPN より平均3~7倍高速と自負しています。

私自身、OpenVPN は自前のサーバーでも使用していますが、相当負荷をかけてもそれほど重くも遅くもなっていません。それは、私だけがサーバーを占有しているという理由もありますが、速度そのものはバックボーン回線など他の要因の方が重要だと考えています。

ということで、おおかたミエだろうと思えるハッタリ通りの速度が出るのかテストです。ただ、この手のテストは接続時間やタイミングによって、結果がまるで違ったものになるので、速度は参考程度にとどめてください。

始めは遅そうだという偏見で見ていましたが、体幹ではでは Millen VPN NordVPN 大差ないという感じでした。 世界的なそこまでメジャーな VPN という感じではないはずで、ユーザー数の関係で速いのかもしれません。
速度環境としては Millen VPN と同じ立ち位置なのかもしれません。

速度計測

ただ、速度計測してみるとバカっ速い数値が出ましたので、少し驚いています。確かにアマプラも途切れず、VPN なしで接続しているのと同じ感じの速度になっています。ダウンロードに関しては、ホントにそんな速度出るのかなと驚いてます。

速度計測は単に VPN ごとに測定サイトに繋いで、キャプチャしただけです。実際のファイルのやり取りをして測定するサイトではないので、参考程度です。

数値的には差があるのですが、アマプラを見てみた体感では Millen VPN NordVPN とそん色ないという結論にしておきます。数値は参考にすぎません。

なお、 NordVPN が決して遅いわけではなく、体感的にもどちらも変わらないと判断したのですが、テストサイトに繋ぐと変な数値が出てしまいました。

速度計測

HIDEAWAY の数字が異常ですが、瞬間的にはこんな感じになったこともあります。この数値をたたき出した後、HIDEAWAY VPN は 400 Mbps 前後に、 NordVPN 250 Mbps 前後に落ち着きましたので、Windows 特化型ゆえの何かしら優位さがあるのかもしれません。

今回は、あくまでも HIDEAWAY VPN に土俵をそろえた、Windows PC からの測定結果です。Windows とスマホの大きな違いは、CPU まわりのパワーが Windows PC は余裕があるので、多少の暗号化処理をかけてもパフォーマンスに大きな影響を与えない点が挙げげられます。

また、テストサイト接続より、現実によく繋げるサイト(ゲームサイトやショッピングサイト、VOD など)の体感速度の方が重要です。

Windowsに特化しているというわけで、Windows から計測すると速い値が出る傾向は感じます。でも、繰り返しますが、比較した VPN と普段使いして比較してみても速度的な体感差はありません(ファイル便とかのアップロード、VOD 視聴、CentOS の ISOイメージダウンロードなどで確認済)。

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HIDEAWAY VPN が速い理由を探ってみる

HIDEAWAY VPN は Windows でしか動きませんが、たしかに速いように思います。

数値上はいくらでもズルできるので、それほどあてにしていませんが、体感上も速いです。これは、自分の Windows 環境にも大きく左右されると思います。

単純に Windows マシンが家庭内 Wi-Fi ルーター(光ルーターなど)に繋がっていて、ルーターが ISP からグローバル IP を受けているような一般的なネットワーク環境だと、速くなる傾向がありそうです。

なぜ速いのかを、勝手に推測してみる

  • Windows に特化しているから速い
  • バックボーンが高速回線
  • 暗号化処理を軽めに設定?

回線の速さは重要で、高速 VPN と言われるサービスは、どれもバックボーンが太いです。例えば Millen VPN などはその点に拘りがあるようで、VPN サーバーまで最速で繋がるようにサーバーを選べは、VPN を経由せずに接続するより、ネット速度は高速になるパターンがあります。

HIDEAWAY VPN にもその傾向があるようです。特に海外サーバーにはその傾向を感じます。

米国 Netflix に繋げるとき、に例えばアジア圏(日本以外)から接続する際、HIDEAWAY VPN 経由の方が高速になる傾向があります。

日本国内の ISP は、バックボーンが高速なことが多いので、日本国内からの接続では差はどれくらいつくのか微妙です。

独自技術による暗号化方式を探る

HIDEAWAY VPN の暗号化技術は AEAD (Authenticated Encryption with Associated Data) 暗号方式を用い、キーサイズは256ビット、128ビットのMACサイズ、ChaCha20-Poly1305 を採用していると公式サイトにあります。

私は、これがどれほどのものか分かりませんので、今後もう少し勉強してみます。ビット数そのものは低い数字だとは思いませんが、中身がわからないので、高速かつ安全という両方を十分に満たしているのかどうかは判断がつきません。

おそらく、簡単には解読できたりはしないのでしょうけれど、過信は禁物ですね。

HIDEAWAY VPN は互換性に乏しいから高速

普通なら OpenVPN 互換などとやって、類似プロトコルを作った方が速くて安いと思うのですが、HIDEAWAY はどうもちっちの方向ではないようです。カプセル化を行う際も、バッサリと不要な情報は切り捨てているようです。そういった、互換性を考えなくていいプロトコルゆえに、速さを手にしているのかもしれません。

なお、Latency については 80 から140ms の間に収まっています。300ms もあったという話を見かけましたが、私の環境では、今のところそんなに遅くなったことは一度もありません。

独自のプロトコルで速さを実現

速いVPN - Hideaway VPN

Windows 専用で別格の速さ

HIDEAWAY VPN の繋がりやすさは

あまりメジャーな VPN ではないのか、サーバーが混んでいないからなのか、つながりやすいです。レイテンシも小さく、いい感じです。一か月ほど、毎日喜んで使っているのですが、繋げなくなった日は一度もありません。

ちなみに、 NordVPN Millen VPN も使えなかった日は一度もないので、HIDEAWAY VPN が特別というわけでもないです。
一昔前と違って、VPN 業界、この程度は当たり前になってきています。

今後もこんな感じなら、マル儲け感のある VPN です。

HIDEAWAY VPN の懸念事項

HIDEAWAY VPN はお得な感じの使える VPN ですが、懸念事項もあります。HIDEAWAY VPN が今後、安定的にサービスが継続するのかという点は、当サイトとしても判断つきません。

数年はすたれず使えると確信を持てたら、永年ライセンスを購入してもいいと思っています。というか、タイミングを見て永年ライセンスを購入するつもりでいます。

この VPN は Windows アプリという形で提供されるため、暗号化方式も独自ということもあり、他の OS では使えません。問題は、Windows アプリの更新が滞ったり、Windows のアップデートにうまく対応できなかった時は、一定期間不具合が出ることが予想できます。

また、Windows アプリ同士でケンカしあうような状態を作ったりすると、再インストールのハメになるリスクもあります。MillenVPN Native のようなサービスを提供してくれると、さらにうれしい感じです。

HIDEAWAY VPN のサーバー数は

HIDEAWAY VPN が提供してくれるサーバーはそんなに多くないようです。バックボーン回線は速いみたいなので、つながれば問題ないケースが多いです。私は東京のサーバーを指定することが大半ですが、今までつながらなかったことはないので、問題は感じていません。

ただ、問題がないわけではありません。
Millen VPN NordVPN と比べて、国別サーバーで分けるとバリエーションが少なすぎます。例えば、 Millen VPN NordVPN なら問題なく接続できる、最近話題のトルコのサーバーは指定できません。

VPN サーバの所在地ですが、ローマバンクーバーオークランドなど使えそうな位置にあります。ジャーナリスト御用達のウクライナにもあります。
でも、日本人にとって一番メジャーなのが、日本の東京のサーバーで、このサーバーが VOD からブロックされていたら、そういう目的では使えないということになります。

VOD は視聴できるのか?

アマプラや Netflix に代表される VOD を HIDEAWAY VPN で視聴できるのかについてチェックしました。Windows マシンからのテストになりますが、アマプラや Netflix、NHK も問題なく視聴できました。

ただ、Windows マシンでブラウザ経由の視聴です。今後、この手の VOD にブロックされたりしたときは、HIDEAWAY VPN がサポートしてくれるのかどうかは微妙です。

その点は Millen VPN などとは融通の利き方が違うと思います。日本の販売代理店、ソースネクストにその手のサポートを申し出ても、聞き入れてくれませんので注意してください。

ソースネクスト社がサポートするのは、Windows マシンにアプリがインストールできないとかの、そういう意味での技術サポートです。

海外から日本のVODサービスを見るなら

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[番外編]HIDEAWAY をスマホや FireTV Stick で使うには

HIDEAWAY VPN は Windows 専用 VPN ですので、Windows 以外の Mac や android、iOS、タブレットや FireTV Stick などで使えないと思いがちです。実は、無理やりですが、この VPN をそれらで使うことは可能です。

やり方はベタですが、手持ちの Windows マシンに HIDEAWAY VPN を走らせ、android デバイスなどはその Windows マシンを踏み台にしてネットアクセスするようにすればいいだけです。巷のディザリングと同じ要領です。そうすることで、手持ちの android TV なども VPN アクセスすることができます。

ただし、android マシンを使うために、常に Windows マシンを起動させておかねばならずひと手間かかります。
Windows Pro や Windows Server をお持ちの方は、この手の簡単なディザリング的な使い方ができます。

そういうマシンにおあつらえ向きなのは、Windows Pro が搭載されたミニ PC です。BMAXGMKTec の mini pc などお手頃のものを Windows サーバーっぽく使うことで、自宅の android TV で海外の Netflix など視聴することができるようになります。

マシンの設定の仕方は、何通りかあると思うのですが、Windows サーバーに android デバイスでつないでも、VPN のルートを経由せずに、生 IP でそのままアクセスすよるような設定をやってしまわないように、防御策をはっておいてください。

正直、この場合の設定は少し手間だと思います。勉強にはいいと思います。

当サイトの結論

HIDEAWAY は普通に速いです。2022 年前半までは、私もあまり気に留めていなかったのですが、それまでのレビューで良い評価はあまり見たことはなかったように思います。「速度が遅くてアプリがよく落ちる」みたいな評価が多かったと記憶しています。

今回、40日ばかり使ってみたところ、「速度は速かったし、アプリは落ちない」(V4.19.4)という結論で終わりました(Windows11)。Windows ユーザーは HIDEAWAY VPN は使い物になります。しかし、メインの一本としておススメするわけではなく、Windows マシン専用のサブ VPN としてはとても良いという意味です。

一方で、Windows ユーザー以外は、いくら安くても VPN は見送るほうがいいと思います。やはりスマホやタブレットに直接設定できない VPN は、いざというときの使い勝手に遅れをとります。

Windows ユーザーなら、この VPN は契約しておいて損はないと思います。アプリで Chrome だけを VPN に通したり、メールは生 IP で拾いに行ったりすることができるので、ローカルネットでネットワークプリンタなどの設定をするときは重宝します。しかも、価格的に圧倒的に優位な VPN です。選べる国がそれほど多くはないので、サッカー中継を誰よりも速く、海外のネット生中継から拾いたいという方は、 NordVPN の方が漏れがないです。

結論としては、 Hideaway(速いVPN) だけではスマホ等、外出時にスマホで Wi-Fi 接続する際には助けになりません。そのため、この VPN だけ使っていれば幸せかと言えば、そうはならないと思います。MillenVPN Native を Windows で使用している方は、常時 VPN 経由が前提のところがあると思いますので、本アプリは参考程度でいいと思います。

一方で、 Millen VPN NordVPN Express VPN といった有名どころをすでに契約していて、さらに Windows のネットワークに保険をかけたい人にはお勧めです。 頻繁にサーバーを切り替えたい、特定のアプリ(例えば Edge)だけに VPN を通して、その他は素通ししたいというような方は、本 VPN は使い勝手がすこぶるよろしいです。

特にラップトップで外出 Wi-Fi 接続する人には、超オススメで使いやすさが実感できると思います。

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