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LINE にとって代わるメッセージアプリを考える

LINE 問題で、代替アプリ検討のメモ書きです。
基本的に広告の入らないアプリを探しています。

LINE 問題で、LINE をやめたいけれど、それに変わるアプリがないと懸念している方へ

LINE が他のSNSツールをコピーした胡散臭いアプリだということはよくよく知っていたけれど、いざ使用をやめたら友達が消えるなど悩みも多いかと思います。
そんな時に、おすすめの代替アプリを2つ紹介します。 エンジニア仲間(エンジニアもどきも含める)では常識化しているかも知れませんが、オープンソース陣の「Signal」と「Telegram(テレグラム)」をオススメします。

使い方はどちらも、LINE と同じなので簡単です。

上の2つのSNSアプリは、欧米では標準だった WhatsApp から移行したい多くのユーザーの心をつかんでいます。


当サイトとしては、現在、世間を賑わせている LINE のサーバー問題に関しては、まぁ当然だろうなという感覚で見ています。通常、このようなケースで LINE を擁護するというのはそれなりの訳有りのはずで、例えば実家が旅館や飲食店を経営していて、LINE で集客していたりすると、ついつい擁護側に回るのかも知れませんね。擁護する人はそれなりの個人的な理由があるはずです。

しかし、最低限、政府関係者と、政府や企業の最高意思決定機関に属する人は、スマホをLINE用に分けるか、使わないかを徹底する必要があります。コンタクトリストを共有するなんてことは、偉い人は絶対やってはいけません。小者ならしょうもない浮気がばれるていどですみますが、大物は業界や政界を揺るがすスキャンダルにつながってしまうかもしれません。

そもそもスマホに馴染みがない人(ジジイやオヤジクラスのスマホオンチ)は、少なくとも勤務中は、変なアプリを入れたスマホを職場に持ち込んではいけません。特に警官(および警察関係者)はマジやめてほしいです。所轄の刑事(私服警官)が勤務中に LINE で現在位置上司の連絡先(個人情報含む)を垂れ流しているなんて、訓戒ぐらいで済ませていいものでしようか。

 TelegramSignaliMessageWhatsAppLINE
データ通信E2EEE2EEE2EEE2EEサーバー
本社所在国英国米国米国米国韓国
安全性良好最強強い良い信用できない
商用非営利非営利applefacebook営利
オープンソース
一言印象カシコイ誠実デフォルト老舗詐欺師
メッセージアプリ比較
△は(クライアントのみ)オープンソースという意味。

本社所在国については、実質上の所在地を記載しています。LINE に関してはメインサーバーの所在地が問題になります。

LINE はサーバーを日本と韓国に置くみたいなことを公式アナウンスしていますが、それが問題だろということは、政府関係者は見逃しているんですかね。大切なデータは日本に保管するなどと言っていますが、データはリンクするので「日本にも保管する」程度に読み替えておいた方がお利口です。また都合よく言い分を変えてくると思われるので、我々はオオカミ少年を嘘つき呼ばわりするような手間は省いて自己防衛しましょう。

安全性に関しては、暗号化方式が破られないかというような意味ではなく、そもそも運営会社がイカサマをするようなケースを想定して、通信内容が悪用されるなど、そのアプリそのものが信用できるのかどうかという点で評価しています。

データ通信は多少胡散臭いものでもE2EEが常識化している中で、一つだけ「サーバー」ってツールがありますが、要注意です。サーバーを何らかの理由で押収したら何でも個人情報と会話履歴を見れるってことです。サーバーベースの運営をすると、最終的にはサーバー管理費を抑えるため、より安い場所、国に移して運営を続けるのが最近のビジネス傾向です。だから、サーバーの所在地が中国になってしまうということは、コスト削減の点からしたら自然な成り行きのようにも思えます。

iMessages に関しては apple のデフォルトなので、Mac や iPhone 使いの人は使ったことがあるかと思います。機能は少なめですが、特に重大なセキュリティホールは確認されていません。

WhatsApp はすでに facebook の傘下に入っています。 この手の問題に敏感な米国製ですので、ある程度信頼してもいいのかなと思っていた facebook ですが、あえて説明しませんが、要注意だと思います。端的に言うと、 facebook は個人情報収集の鬼という感じでしょうか。

例の Apple と facebook のやり取りを思い出した方はドンピシャです(apple が次期 iOS から facebook アプリを初めて起動する際、「facebook に何々の情報提供を許可しますか? Yes か No か?」と利用者確認ポップアップを出すようにすると言ったら、facebookが激怒した)。異様なぐらいに facebook が反論していましたね。つまり、これまでもステルス的に個人情報を集めているわけですね。

尚、WhatsApp そのものは歴史も古く、かつてはトロイの木馬が含まれていたり、プライバシーを侵害が指摘されたこともありますが、現在のところ安全に収まっているようです。
月間13億人もアクティブになるというFacebook Messenger は同様の理由で、あまりコメントしません。闇が深いように感じます。

ビシヌ
多少難があっても、ビジネス用のSNSツールとして割り切って使う分にはアリかもしれません。つまり、積極的に情報を出して同じジャンルのユーザーとつながる目的で使う玄人的な使い方もあります。

上でとりあげたメッセージアプリの中で、LINE だけが会話情報をサーバー上に保管し、運営者が好き勝手に会話内容を二次利用し、個人情報を販売することができます(事実、同意事項にそう書いてある)。危険性を認識している国の機関、例えば台湾の総統府では職員の LINE 使用は禁止されています。台湾にはかつての日本の良き部分のDNAがいまだに残っていることが多いので、程度が低下してきている方(私も含む)は参考にしてみるのもいいかもしれません。
LINE に関しては、データが組織的に悪用されるということだけでなく、その他、様々な懸念(個人情報を集めることでなにかの目的に向かって扇動するなど)が指摘されています。ヤバイのは日本人をモロにターゲットにしている点ですね。

上の LINE 以外のその他アプリは本人のみが暗号・複合鍵を持つエンドツーエンド暗号化(E2EE)のアプリなので、サーバーにデータが残りません。仮に残っても、キーがないので中身を見ることができません。

LINEもデータは強力に暗号化しているから安全だよ」というお話をする人がいるのですが、少しIT弱めの意見です。LINEの暗号化は通信経路が暗号化されている程度に過ぎません。サーバーに残るデータはあなたのコンタクトリストも、通信内容も、AIが解析して商用・軍事利用できるような形で保管されます。つまり、LINEのサーバーにアクセスできる某国のエンジニアデータの中身にふれることができます。問題の認識を改めましょう、信用できないのは通信技術ですか?それとも悪いことするあの人達ですか?
ヒラニヤ

どのメッセンジャーなら安心して使えるか?

結論から言えば、「Signal」がベストチョイスです。 まず、オープンソースアプリ(ソースコード公開)なので、変なコードを仕込むと、すぐに世界中のハッカーに見抜かれてしまうという、安心感があります。 世界で自分が一番のハッカーだと思っていても、上には上がいることぐらい、どんな自惚れ屋にも自覚させてしまうのが、オープンソースの利点ですね。

逆に、オープンソースはソースコードからアプリの中身が丸裸にされてしまうので、その点を懸念する人もいます。ただ、それは杞憂であると、歴史的にも証明されたように思います。例えば、OpenSSL はコードが公開されているため、セキュリティホールに絡む点を切磋琢磨され続けて、強力な標準プロトコルに成長した事実にも目を向けましょう。コードが公開されているから、セキュリティ的には問題があるということに直接結びつける必要はありません。確かに、裸で歩いているようなものですので、危険は多く、良からぬアプローチも多くなりますが、その分目立つため猛者が守ってくれる(賢い人が修正パッチを速攻リリースしてくれる)ことも多いものです。

ちなみに、オープンソースで供給されるため、この2つのメッセンジャーに搭載された機能は、コードを流用して安々と LINE にも搭載されています。だから、できることが似てくるわけですね。

Signal

Signal については、非営利団体が運営しているため、広告が入りません。 広告が入らないということは、ビジネス的にはやり辛いという点もあるかも知れませんが、純粋にメッセージアプリとしては優れているということは認めるべきでしょう。 デバイス間の通信は、独自の Signal Protocol で暗号化して行います。もともとセキュリティ的に強いアーキテクチャであるため、仮に暗号化しなくても、安全性は極端に下がらないと思いますが、更に暗号化しているわけです。
ちなみに、Signal Protocol は、安全性が安心して確保されるプロトコルであるため SkypeWhatsAppfacebook Messenger などにも採用されています。米国議会が認めたとかの(米国上院議員が普通に使用しているらしい)、安全性の高さが売りです。

Signal は、ユーザー間でメッセージをやり取りしますので、サーバーにメッセージが残らないのがポイントです。 そんな事言いながら、「ホントは少し残しているだろ」と常識的には疑うものですが、オープンソースである宿命で、その点はズルができません

そもそも、非営利団体が運営しているので、サーバーに膨大になる通信内容まで保存していたら、サーバー管理費がかさんでしまいアプリ運営が成立しなくなります。 Signal サーバには、ユーザのアカウント作成日と最終接続日時が保存されますが、チャット・メッセージの本文内容は保存されません(FBI が某事件の操作でサーバーを抑えた際、得られた情報はその程度でした)。

このような点からも、地方自治体を始め、公共機関はもう少しマシなメッセンジャーアプリを採用すべきです。
自分で開発するとコストが嵩むから今多くの人が使っている LINE で行くというような売国思考は止めて、有志が開発したオープンソースをカスタマイズして使うべきでしょう。かつてのガラパゴス日本(もちろんいい意味でのガラバゴス)精神を思い出すべきでしょう。

なお、Signalは優秀すぎるツールですが、登録した相手に自分のSignal登録時の電話番号が見えてしまうという欠点(?)があります。そのため、不特定多数と匿名性を保ったままつながると言うより、電話番号程度なら公開しても問題ない相手やグループとつながるという用途が最も無難であることは抑えておきましょう。会話の中身そのものは、サーバー等には残りませんので、発話者と話者がヤバイ会話を消せはそれだけで証拠隠密できてしまうというのが嬉しい点ですね。

Telegram(テレグラム)

2013年にロシアで開発、リリースされた SNS メッセンジャーアプリです。APIが公開されているため、ユーザー側でクライアントアプリが作成できます。
ロシア発ということで、心配する人も多いのですが、これまでのところロシア製だからどうのこうのという問題は起きていません。もともとロシア政府の検閲をくぐり抜ける意図を持って開発されたフシがあり、暗号化技術を含め総じて優秀なアプリです。

2013年当時の Telegram を知っている人は、どちらかといえば「悪人のための犯罪チャットツール」という印象を持っているはずです。薬物犯罪者がTelegramを愛用と報道されたことが耳に焼き付いている人、いい印象を持っていない人も多いと思います。

しかし、調べてみると Telegram は LINE やその他の中身がよくわからないマルウェアもどきとは一線を画する、まともなツールです。ロシア政府が、Telegram使っている市民の会話が傍受できないから、Telegram利用禁止にするなんて、逆効果になる対応をされたことでも有名です。

高機能で無料、E2EEの通信機能を実装、つまり、運営側でも通信内容を見ることができない秘密性が確保されています。通信内容をAI解析して、内容に応じて広告を出すというようなことがヤレません。この点は、うざい広告が入る LINE とは別ものであることを実感するところです。

メッセージの自動消去機能などもあり、イスラム国御用達だけあって、米国政府の非合法検閲すら中身をチェックすることが難しいようです。犯罪に悪用されるというのは、セキュリティの弱さを突っついたものではなく、罪人ですらセキュリティの強さを信頼しているという逆説的な結果ですね。会話の中身が捜査当局に押収されないことが好評のようです。

個人的には使いやすいと思いますので、興味のある方はまずは試してみましょう。

Telegram(テレグラム)の設定のコツ

Telegram も電話番号を登録して認証させる、最初の儀式が必要なアプリですが、初期設定を甘くしてしまうとチャット仲間に不用意に自分の電話番号を共有してしまうことがあります。Telegram に登録した自分の電話番号を誰かが検索窓から、自分を検索することができなくすることは簡単にできますので、下の図を見て参考にしてみてください。

Telegram プライバシー設定

Telegram プライバシー設定

図は英語にしていますが、多言語でも同じです。電話番号をTelegramで共有しないようにするには、上のようにしておくと良いでしょう。匿名性が高まります。現在のところ、電話番号が商用利用されるリスクは高くないので、共有しても問題ないかもしれません。

取りあげていないメッセージアプリについて

例えば、「WeChat(微信)」や「Tecent QQ」など利用人口も多く日本では普及していないものがありますが、今回は取り上げていません。特定の国を取材することが目的のジャーナリストのように、使わさせるを得ない場合はともかく、安全性を口にするような人は、わざわざインストールしなくてもいいのではと考えています。
スマホを物理的に分けて試すのはいいかもしれませんが、位置情報を知らせたくない人はそれすらやらないほうがいいでしょう。
少なくとも(大切な連絡先入りの詰まった)メインのスマホにインストールするのは、それ相応のリスクを覚悟すべきでしょう。サブのスマホで連絡先を空にしてもので試してださい。

地味に結論だけ - まとめ

私的に一年以上利用してみて、「Signal」と「Telegram」は十分実用に耐えることがわかりました。私のような無茶な使い方をする者でも、問題なく使えているのですから、普通に LINE している程度の人なら問題ないと考えます。
ズバリ、LINE の代わりになるような使い方、特に不特定多数の人とチャット・グループを作りたいのであれば「Telegram」の一択です。
LINEのような商用丸出しのステマも少なく、内容のあるチャットグループが多いのが特徴です。LINE の特徴だと皆が誤解しているステッカーなどももちろん使えます。

ネーテ
Telegram が LINE の格下のような書き方になっていますが、世界的には利用者数も信頼性も含めて Telegram の方が桁違いに上です。

一方、「Signal」は顔見知りだけど、地理的に遠すぎてコンタクトできない、しかし通信の安全性は保証してもらいたいといったケースを補う場合の選択肢になります。ビジネスの中身をチャットで議論したいようなケースは、「Signal」一択でだと感じます。「Signal」もグループを作成できますが、どちらかと言うと不特定多数を相手にしたようなグループには向きません。会社の同部門の人たちだけ集めたり、同窓生だけ集めたりするケースにおいては、安全性の面からも「Signal」しかないと言えそうです。

同じことを LINE でやれば、KCIA に情報が筒抜けになるという、なんともお粗末な結果な終わります。ある程度のセキュリティ意識がある人や、リテラシーが備わっている人は LINE はまず使わないのでしょうけれど、取引先が連絡は LINE でお願いみたいなことを言う会社や、クライアントは少なからずいますので、スマホ2台持ちも考える必要も出てくるかも知りません。ビジネスでは LINE が必ずしも価値がないとまでは言えず、個人情報をあえて都合よく公開して、集客に使ったりして利用することは普通にありえます。女性が男性のフリして LINE したり、その逆のパターンも然りで、そのようなケースはネットの社会では普通にあります。

ダメなのが、公共機関の個人情報登録や管理に LINE を利用してしまうことです。たとえは、とある役所が定額給付金申請は LINE から行うこともできるなんてことをすると、その LINE のアカウントの個人情報は極めて悪用しやすいものになります。役所に偽の個人情報を登録するケースは、まっとうな日本人の中では極めて少ないからです。簡単な例では、大人のフリしてワルい書き込みしていた人物が、実は中学生や高校生だったりすることが丸裸になったり、大企業努めのフリして女性をたぶらかしていた男が、実は質業手当を受け取っていたりなどの、いくらでも悪用できるネタを提供することになります。チャットに添付したファイルや写真もサーバーには残っていますので、カモを見つけるのはそう難しいことではありません。

そのネタをもとに、その LINE アカウントとつながっている人物(親、子、親戚、同僚、友人など)を絞っていけば、バラされたりしたら困るネタを悪意の第三者(例のあの人達など)が手に入れてしまうことになります。なぜバレるわけないと思われる LINE の通信の中身が、いとも簡単に週刊誌に出てしまうのでしょうか(もちろん、リテラシーの強い人はバレて当然だと考えています)。

あまり、セキュリティに関心がない方や、意識が向かない人、素人の方は一つだけ意識しておくと、とりあえずは安心になることがあります。それは、自分のスマホのコンタクトリストを LINE と共有しないようにするだけです。何度も共有を促されるかもしれませんが、ブロックするか、空のコンタクトリストを共有するようにしましょう。

自分の自宅やら、嗜好などは、自分の好き勝手に公開・共有しても文句は言われませんが、自分のものだからと言ってコンタクトリストまで共有してしまうと、自分だけでなくリストに載っている他人様にまで迷惑をかける事になります。また、他者の登録個人情報が信憑性が高いというお墨付きを与えてしまうことになります。

Android スマホの場合は、多くの製品に LINE を二重にインストール、起動できる機能がついていますので、それを利用します。メーカーごとのその機能の呼び方は違うと思いますが、たとえば「デュアルメッセンジャー」などと行った名前で、その機能をアピールしているものがあるはずです。その機能を利用して、アプリを二重化した上で、サブの方の LINE だけを利用して空のコンタクトリスト(Google のアカウントも捨て LINE 用のものを用意します)を共有すれば、比較的安全です。同様のことを「Signal」と「Telegram」に対して行っても問題ありません。念の為、信用しないという態度は、ネットの世界では常識でもあります。

具体的なアプリ名は、何度も繰り返しませんが、使わなくてすむ人は、使わないに越したことはありません。
(使うなら絞って使い、メインで使わなければいいと思います。)

(上のリンク先はiTunes ストアです)

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