ロリポップとエックスサーバー

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【最新】ロリポップ VS エックスサーバー、速度対決結果は?

月額550円で、「エックスサーバーと同等の速度で他社サービスを利用できるかどうか」というのは、地味にレンサルサーバー契約者が考えることです。
このページでは、48時間、ロリポップとエックスサーバーのレスポンスをモニターして、サーバーの応答速度をアナログ的に計測します。

テストサーバーとしてロリポップはありか?

例えば、以下のようなことを考えたことはないでしょうか。

  • 新サイトを今契約しているサーバーではなくて新サーバーで始めたい
  • アクセスの増減が読みきれないので、新サーバーでテストしたい

気分一転で「新サーバーを契約する」というパターンではなくて、現契約中のサーバーをアップグレードするタイミングではないので、とにかく別サーバーで始めたい。条件が整えば、またサーバーを移転してもいい、というようなケース。

あるいは、アクセス数が読めない新サイトをを始めたいが、現契約中のサーバーで運用すると、既存サイトへの速度的影響が心配というようなケースです。そのため、一時的に分離して運用してアクセス数などを見極めたいわけです。これはよくあります。新しいWordPressのテーマなどを試す際も、テーマによって CMS のパフォーマンスが変わるので、テスト的にサーバーを分けて運用してみたいというケースです。どなたからか依頼されたサイトコンテンツをテストして、サンプル動作を確認してもらうときなども、一時的なサーバーを利用することは、個人レベルでは使うはずです。
手っ取り早く言えば、いわゆる「つなぎ」のためのサーバーになるのかもしれません。

今回は、気になっている「ロリポップ!(ハイスピード)」の550円プランを検証します。
ロリポップを一言でいえば「安いくせに速い」というサービスです。もちろん爆速ではありません。でも遅くはないです。
ロリポップの宣伝文句に嘘がないかを、同条件で検証します。
まず、自前で調査してみたデータ(2021年8月実施)をプロットしたものです。ロリポップの方にも、非公式に計測したデータがあるようで、計測条件が公開されていましたので、同じ条件で測りました。

ロリポップ( GMOペパボ株式会社 )」がサンプル集計した条件は次のようなものです。

  • 外部クラウドサービスから、テストデータとしてある程度の記事数があるWordPressにアクセス
  • WordPressにプラグインのインストールは行わない
  • サーバーのレスポンスタイム(応答速度≒表示速度)を計測
  • WAF(Web Application Firewall)をOFF
  • XServerはXアクセラレータv2及びサーバキャッシュをON

上の条件だけでは曖昧すぎるので、もう少し具体的にします。
WordPressの記事数が75記事(平均3,000文字)、画像は1記事あたり2つ(jpg ひとつあたり 100kb)、テーマは AFFINGER 5(ACTION)、プラグインはGoogle XML Sitemaps、AddQuicktag、SUGOI MOKUJI、WP Fastest Cache をインストールして動かします。記事そのものはデータベースをそれぞれのサーバーにリストアしています。

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なお、公平を期すように注意をはらいましたが、サーバーの速度計測は計測条件(新規で申込みをするタイミング、計測する期間や時間帯)により結果が異なる場合があります。また、常に同じサーバーに繋ぐような方法はとっておりません。
データは、48時間分を5分おきにプロットした単純なものですが、いろいろなことがわかります。

ロリポップ速度測定

ロリポップ!とエックスサーバー、一番初めに感じたことは、体感では速度の差がわかりません。両者とも同じように早く感じます。
しかし、まさかですが、上の条件だと計測上はロリポップの方がエックスサーバーより良い結果が出ました。噂通り(というか公称通り)、ロリポップはサーバーのスペックを上げてきているようです。

ロリポップ( GMOペパボ株式会社 )」社のデータによるとエックスサーバーはもう少し遅い数値が出ているのですが、上の条件だとそこまで大差はついていないです。一応、エックスサーバーより速度が出るという宣伝文句は、あながち嘘ではありません。

でも、ホントに速いのか?

実は、上の計測結果は両サーバーともに「WAF」を無効にしています。WAFとは、「Web アプリケーションファイアーウォール」のことで、定番のハッキング法たる XSS や SQL インジェクションに代表される、サイトへの不正アクセスを防止策のことです。詳細は後日に委ねますが、WAF をオンにするとロリポップ!遅くなります。

エックスサーバーを凌ぐ速度が出ているのは、「WAF」を無効で対決した場合です。もし、ドシロウトで WAF は何が何でもオンで運用したいという方は、速度的には遅くも速くもなく、サーバーが混んで来たりアクセスが過多になったときは、それなりに重く遅くなることは心得ておきましょう。それなりというのは、上の表の平均反応速度のおおよそ0.9程です。
一方、足かせになる「WAF」を無効にしたときは、正直、価格を考えれば速いと思います。ある程度の上級者なら、WAFを無効にして運用することは普通にあります。そのため、テスト用のサーバー、いざというときのバックアップ用としてはおすすめできます。

WAFを無効にして、何度かテスト用のサイトにアクセス(Chrome使用)してみた結果、数値上はロリポップはいいのですが、画像をふんだんに使ったページは体感上はエックスサーバーの方が良いようにも感じます。これはキャッシュの影響もあるので、ロリポップそのものの遅さかどうかまでは、検証する必要がありそうです。いずれにせよ、個人差レベルのものですので、「ロリポップは遅い」というのは過去の悪評になってしまったことはホントのようです。

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簡潔にまとめ

現状では、ロリポップ!は遅くない。数値上では僅かだがエックスサーバー・スタンダードよりも良い値を出している。しかし、体感差としてはあまり感じない。
ダウンロード(下り速度)が遅いという話を耳にしたけれど、明らかな遅さは感じなかった。テスト環境ではキャッシュ(WP Fastest Cache)の恩恵を受けている可能性があるが、逆にキャッシュを工夫することでエックスサーバーに負けずと劣らない速度を手に入れることができる。

私的には、ロリポップ!は保険的に契約します。今まで(ここ10年ほど)エックスサーバーで、サーバーが落ちて数時間使えなかったというケースを経験していないので、保険そのものは不要だとも言えます。それでも、なんだかんだ理由をつけてサーバーを契約してみたいという好奇心もあり、小スクリプト程度のテスト環境ならロリポップは良い選択だと感じています。保険的と言いましたが、12ヶ月以上契約すると契約期間中は対象ドメインの更新料を支払わなくても良いため(いわゆる永久無料というツービス)、.shop や .club と言った更新料の高いドメインを利用しつつ維持する目的にも、さらに .pro や .me や .in といったエックスサーバー・ドメインでは取得できないレアなドメイン取得目当てでサーバーを使う目的にも使えます。

ロリポップ!スタンダードプランは月額550円ほどですが、ライトプランにすると更に百円以上コストを下げることが可能です。重くないサイト運用や、軽いテスト環境ならライトプランで問題なさそうです。アクセス数が少なく、収益化がまだまだのサイトなら、ライトプランは検討の余地ありですね。月額550円なら、保険代として十分受け入れられるというのなら、ケチらずにスタンダードプランで行きましょう。現状では、価格以上の速度が出ています。

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現状では WordPress のテスト用のみならずテストが上手くいけばそのまま実運用に切れかえることができるレベルがあります。

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