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ロリポップ!

サーバー

ロリポップはこう使え

2021年8月26日

当サイトで計測した、アナログな速度測定では並々な成績を収めた「ロリポップ!」、実はコストパフォーマンスに優れる老舗です。
もちろん、WordPressやSSL、FTPや独自ドメインなど、必要なものは普通に使えて設定できるサーバーです。


上のチャートを見ると、なかなか選択に迷う位置にいます。ちなみに、上のチャートは「ロリポップ!スタンダードプラン」です。ライバルは「ラクサバ」と「バリューサーバー」になります。ただし、ロリポップ!スタンダードプランに対してのライバルという意味です。
左隅に位置するサーバーは、価格的にもいい値段なので、今回は比較してどうのこうのは不要でしょう。

当サイトのアナログな速度測定だと上のチャートになるのですが、他サイトによる計測方法だと「ロリポップ!ハイスピードプラン」でして比較すると「ConoHa WING」に匹敵する速度が出たという話もあるので、素性はそんなに悪くないサーバーだと感じます。測定サイトによっては「エックスサーバー」を上回る結果になっているところもあるので、サーバー速度重視の方は、ロリポップは「ハイスピードプラン」を選択するのが基本になると思います。

現在の基本は、ロリポップはハイスピードプラン

ロリポップ! プラン

上のプランを検証すると、スタンダードハイスピードの両ブランが、月額表示で同価格、しかもハイスピードの方は、容量が320GBスタンダードよりも120GBも多い、しかも初期費用が無料とお得感があります。
さらに、WebサーバーにLiteSpeed(ライトスピード)と粋がいいです。私的にはApacheでもいいかと思うのですが、WordPress をメインに使いたい人は、LiteSpeed を採用しているサーバーの方が、速度的にも速く、しかもメモリ消費が少ないというメリットがあります。ただし、WebDAV やサーバーが直取りするアクセス解析などには対応しません(これはネガティブなことではありません)。

一日の転送量もスタンダードハイスピードの方は一日あたり200GB(計900GB)も多く、独自ドメインについても無制限(スタンダードプランは200個まで)と、メリットしかありません。さらにスタンダードにはない「自動バックアップ」機能も無料でサポートされます。

つまり、現時点ではロリポップは「ハイスピードプラン」を使わないと、本領を発揮しないといえます。

現在、12ヶ月以上のレンタルサーバー契約をすれば、対象ドメインが契約期間中は新規取得料金を含め、更新料が無料になります(『ドメインずっと無料』)。3年契約なら、その3年間の更新料は無料です。ただし、会社ドメインの「co.jp」などは対象にならないので注意しましょう。

ロリポップ スタンダードプランには意味がないのか?

かつては、ロリポップはスタンダードプランがイチオシのプランでした。ところが、サーバーがアップグレード(拡張)されて、ひとつ上のスペックを低価格で提供できるようになったため、現在ではハイスピードプランの方がイチオシです。

では、なぜいまだに「スタンダードプラン」が存在するのかという点です。
それは、「ハイスピードプラン」は36ヶ月(3年)契約しないと、月額550円にはなりません。長期契約しなくても月額550円でおさめたい人向けに、そのブランが残っているわけです。

価格表を見ると、36ヶ月(3年)契約すると、3ヶ月契約で継続した場合の半額になります。つまり、定価(1,100円)で一年半利用する価格と、3年間分の36ヶ月一括払いで契約する場合の金額が同じです。結論としては、一年半以上サーバーを使い続けるなら、36ヶ月契約のハイスピードプランを選択するのが正解です。なお、スタンダードプランには初期費用の1,650円が必要なことも忘れてはいけません。

具体的には、プログなどを始めても、始めの数カ月は試行錯誤、次の半年で切磋琢磨、一年を超えた頃に路線に乗り始めるという感じなので、月払いにするより、長期契約でハイコストパフォーマンスを狙ったほうがお得です。
ロリポップの売りは、高コストパフォーマンスなので、この点はメリットを享受すべきでしょう。

一方、ロリポップの「スタンダードプラン」の存在意義は、短期間だけソコソコのスペックのサイトを立ち上げたいときは意義があります。初期費用は取られますが、月額660円、ライトプランなら月額440円と安く抑えることができます。例えばイベントや、大学や高校の学芸会、地方の小さな町興しイベント程度なら、その期間中だけ運用するという意味でベストチョイスです。領収証的にも扱いやすいでしょう。もちろん、月払いなので、イベントが終われば契約を解消することもできます(解約料金などは発生しない)。

または、スタンダードプランで利用を始めてみたが、やっぱりそのまま使い続けるということなら、上位プランへの変更を希望すれば、それに対応してくれます。

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ロリポップのスペックを考察

サーバースペック
CPUコア数 マルチコアCPU、6コア12スレッドの合計24スレッド
ストレージ SSD
OS名 Linux(CentOS)
サーバーの種類 共用サーバー(1つのサーバを複数のユーザで利用)
RAID構成(ユーザー領域) RAID50(分散パリティ+ストライピング)
RAID構成(システム領域) RAID10(ミラーリング+ストライピング)
回線速度 1000Mbps
文字コード utf-8
サーバーソフトウェア名 LiteSpeed 5.4

表のサーバーのバージョン等は適宜バージョンアップされます。

レンタルサーバー一般に言えることですが、速くて実質速度が早く、落ちないものはそれなりの価格になります。先程のチャートでいえば、左隅のグループですが、月額料金は1,000円を超えるグループでもあります。
ロリポップの「ハイスピードプラン」の場合も、普通に月払いにすると1,100円ですので、同クラスということも言えますが、多くは長期契約して実質料金を下げるので、月額1,000円以下のグループとして考えます。

この時点で、月額1,100円の実力のサーバーが月額500円クラスで戦っている状況でもあるので、もともと月額が安いサーバーに差をつけて優秀ということになります。

「マルチコアCPU、6コア12スレッドの合計24スレッド」は素晴らしいですが、あくまでドンガラのスペックですので、間借り人がすべてのスペックを利用できるわけではありません。それでもかつての4倍とかの高速化ができているようで、約0.035秒のレスポンスを維持しています(これはハイスピードプランの場合)。

ロリポップ!PHPに対する同時アクセス

WebサーバーにLiteSpeed(ライトスピード)を採用している点も、面白いと思います。WordPressを使うことを決めているなら、LiteSpeed のメリットは少なくないからです。一方で、昔ながらの html をアップロードする程度のサイトなら、オーバースペックと言えなくもありません。サーバー容量も多いので、写真ギャラリーなどダウンロード帯域を占めるサービスでも運営できます。PHPについても、CGI版、モジュール版についても、高速化に成功しており、モジュール版は特に高速です。これも LiteSpeed によるメリットだと考えられます(上の表は公式ページから抜粋)。
結果的に、WordPress を扱っても遅くならないということですね。

また、「HTTP/2」に今後対応予定ということになっていますが、少し対応が遅れている感もあるのですが、じっくり熟成してからという意味なら許容できます。「HTTP/3」に対応予定の間違いだといいのですが、QUIC(GoogleがWebアクセスを高速化するために開発した技術)にも迅速に対応してほしいですね。

ロリポップではアダルトコンテンツは扱えるか?

モロにアダルトコンテンツを扱いたい人だけでなく、タレントのスキャンダルサイトをワンクッション挟んで、アダルトサイトにリンクするサイトを作成したい人は、ロリポップを使うべきでしょうか。
結論は使うべきではありません(使えません)。ロリポップはアダルトコンテンツ絡みにはかなり厳しく、画像的に性的な描写があるサイトや、放送禁止用語が飛び交うサイトはアウトです。以下、公式ページからの引用です(アダルトコンテンツに関わる部分のみ引用)。

ロリポップ!では、禁止事項に記載の通り、アダルトサイトを設置いただくことはできません。
また、アダルトサイトへのリンクも設置いただくことはできません。

コンテンツ及びリンクに関する制限

以下に該当するコンテンツの送信・流通や該当するコンテンツへのハイパーリンクの掲載はご遠慮ください。

  • アダルト、性風俗に関するコンテンツ
  • 出会い系サイト、インターネット異性紹介事業等に関連するコンテンツ
  • 猥褻な画像・動画の公開・配信を目的としたコンテンツ
  • ツーショットチャット、個室系チャット、ライブチャットに関連するサイト

https://lolipop.jp/terms/prohibition/

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ロリポップのサポートを考察

メールは24時間受付、チャットは平日土日9:30~13:00 14:00~17:30、電話も平日10:00~18:00のサポートが受けられますので、初心者に易しいといえます。
ただし、当サイトの読者の場合は、大半は「php の curl のバージョンはアップグレードできるか」などの、サポートが素人だと話にならないレベルの質問をする方が多いと思います。こういった場合、メールのサポートが充実していれば、メールを受け取った人が技術部門に転送してくれますので、急ぎの場合でなければ問題ないことが多いです。

私個人はサポートを利用したこと無いのですが、チャットサポートなどは充実していると評判ですので、これからブログやWordPressでサイトを作りたいという人は、問題ないレベルということでいいでしょう。あえて不満を述べれば、チャットも24時間フルで対応して欲しい点ですね。

クリエイターがたくさん使ってる、ロリポップ!

ロリポップ!はユーザー満足度の高い、コスパの良いレンタルサーバーです。

かつてはユーザーの持つ「コスパ重視でいかに月額料金を下げるか」という悩みを解決してくれたサーバーですが、現在ではスペックが向上していて、昔の速くないというイメージは払拭した感があります。

現時点では「ハイスピードプラン」を選択するのが利口です。

一年ほど前に、サーバーが拡張されてから、一気に速くなった感のあるロリポップ!です。

SSLやFTP、WordPressといった定番の速攻設定ツールは当然搭載されています。初心者に優しいレンタルサーバーで、使いやすさは抜群です。

世間ではロリポップ!を出だしの安物専業会社と誤解している人が多いのですが、ロリポップ!エックスサーバーと並ぶ運用実績17年以上の老舗です。エンタープライズプランは月額2,200円で、安いプランばかりではありません。

ロリポップ!運用の経験値が高いから、的をいたサーバートラブル対処ができるというのはれっきとした事実です。ちなみに上の2社より老舗で有名なのはさくらのレンタルサーバ(20年以上)ぐらいです。

初心者が利用する場合はデフォルトの状態で使って問題のない設定になっています。

ある程度の経験者で、昔に作ったあるいは昔のバージョンのPHPスクリプトを動かしたい場合は要注意です。

かつてのPHP5.3.3の時代のスクリプト、あるいはWordPressのプラグインは、おそらくロリポップ!では動かせません(対応 PHP のバージョンは 7.3 / 7.4 のみ)。この点は、旧バージョンを切り捨てることで、スペースとメンテナンスを確保し、コストを下げているのだと思います。

普通は古い時代のスクリプトはバージョンアップするか、部分的に書き換えるだけで対応できます。しかし、初心者の場合コードを触るるは嫌だと思うので、古いスクリプトをそのまま動かしたい場合は、動かない可能性が高いことを予め覚悟しておきましょう。

これとは裏腹に、ロリポップ!では意外に古い時代の perl の cgi が動くのが、隠れた喜びです。

古い時代に慣れ親しんだ cgi 掲示板を動かしたり、その掲示板の投稿を書き込み禁止にして過去ログ閲覧用にしたりするような使い方もできます。文字化けする場合は、euc-jp で書かれたコードを UTF8 にしてしまうだけでなんとかなるケースが多いです。最悪の場合でも shift-jis や euc-jp のまま、ユーザーのブラウザ側で対応してもらうということでなんとかなりますね。


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