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カゴヤ・アダルト

サーバー

今でもカゴヤでアダルトサイトはできるのか?

2021年10月25日

かつてのVHSビデオがなぜ普及したかといえば、有力説に「アダルトビデオ」を見たい借りたい一心で、世のサラリーマンがボーナスでこぞって購入したからだという説があります。それから40(~50)年以上も経過して、メディアはインターネットが主体になり、現実問題アダルト配信は根強い人気があります。
国内のレンタルサーバーを借りる際に、人によっては「アダルトサイト」を運営できるかどうかが気になるポイントではないでしょうか。
このページでは、筆者が実際に取材したサーバーのアダルト利用の現況をレポートします。

昔、カゴヤ・ジャパン(以下カゴヤと他のサーバーでよく見かけた、ラムちゃんの虎柄の水着を紹介していたサイトが有りました。それ自体は文句ないのですが、レビューと称して、女性がその水着を着て、昔流行った「M字開脚」なんて画像をアップして、アウトという感じになったユーザーが複数人いました。

その程度の水着ならコスプレグッズに過ぎないので、アダルト扱いにはなりませんが、そのコスプレして変な画像(応用してしまうと)を作るとたちまちアウトになるという典型例です。
水着に限りませんが、厳しいですが、今の御時世、そういう感じに捉えておくと災いに巻き込まれません。

なお、タイトルの「カゴヤでアダルトサイトはできるのか?」については、答えば微妙です。
原則「ほぼできない」と考えるのが正解です。
カゴヤのサーバーは速度がしっかりしているので、しかもアダルトできるなら安くて都合がいい」と考えていた方は、「ちょい待った」ということです。

レンタルサーバーのカゴヤ

カゴヤ・ジャパン 公式サイトはこちら

カゴヤはすでにコンプライアンス重視にシフトしている

古いユーザーでカゴヤでアダルト運用ができると思い込んでいる人は、カゴヤはすでにコンプライアンス重視にシフトしている事実を聞き流して(見逃して)います。古い情報のままアップデートできていません。
かつては、カゴヤのサーバーでアダルト・アフィリエイトなんてことができた時代(2000年代初期頃)がありましたが、現在ではアウトです。
現在、カゴヤでアダルト・アフィリエイトは禁止になっています。

なお、コンプライアンスとは日本語では「法令遵守」と訳されますが、法律だけ守れば大丈夫(法に触れていないから問題なし)という態度ではなくて、「倫理社会規範」といったルールにも忠実に守るという意味です。本ページの内容で例にあげるなら「見えてないから大丈夫」みたいなケースでも、アウトになる事があるという意味です。

カゴヤのアダルトサイトの定義を確認

ここで、アダルトサイトの定義をしっかりしておきましょう。

アダルトサイトは、成人向けインターネットサイトを指す。俗にエロサイトともよばれる。性的興奮を得る為の補助として利用する人が多く、通常「18禁」・「20禁」と年齢物指定されている。成人向け漫画やアダルトアニメを扱うものもある。

噛み砕けば、アダルト画像動画、または、そうした文章などを掲載している成人向けのサイトがアダルトサイトです。ブログ形式で運営される「エログ」や、アダルト動画ばかりを配信するアダルト動画サイトなども、「アダルトサイト」です。

このページで扱う内容は上の定義に収まる範囲です。明らかに違法性があるような度を超えたアダルトサイトは、国内法人のサーバーではできません。行えば、おまわりさんのお世話になることになります。

ところが、多くの国内のレンタルサーバー会社は「アダルトサイト」の運営を認めていません。

現時点で、堂々とアダルトサイトを開設できる国内レンタルサーバー会社は下のリンク記事をご参照ください。かなり厳密に調べてあります。

カゴヤとしてのアダルトサイトの運用の可否

カゴヤ・ジャパンのサーバーはアダルトサイトを運営できるのか?

利用規約第27条(利用者の禁止行為)にございますとおり、アダルト系コンテンツおよびそれに関連するサイト、これらを助長するコンテンツやそれに関連するリンクを禁止しております。

カゴヤのFAQにはリンクですら禁止という文言があります。つまり、アドルとサイトのリンク集を作りたいので、かご屋を使うというのはダメという意味です。カゴヤは「KAGOYA CLOUD」や「マネージドクラウド for WEB」ではアダルトおよびアダルトにつながるサイトは全面禁止です。

上がカゴヤの公式見解ですが、ほぼアダルトサイトと思われるサイトがカゴヤで運営されている事実もあり、違法でない大人のサイト程度でまとまるのなら、大丈夫だと考えられます。
さらに、カゴヤの公式ページから禁止事項を確認してみます。

第11条(禁止事項)
わいせつ、児童ポルノもしくは児童虐待に相当する画像、映像、音声もしくは文書等を送信または表示する行為、またはこれらを収録した媒体を販売する行為、またはその送信、表示、販売を想起させる広告を表示または送信する行為。

さらに「アダルト」の意味をカゴヤがどのように捉えているかを理解するには、これまたカゴヤの公式ページが参考になります。(https://support.kagoya.jp/kir/policy/abuse.html)

カゴヤ 違法・有害情報に対する取り組み

カゴヤ 違法・有害情報に対する取り組み

上の赤マーカーの部分が、カゴヤの考える「アダルト」と考えて良さそうです。
いわゆるアダルトビデオのレビューや紹介、公式サイトへのリンクなどはアウトだと言えるでしょう(現実にカゴヤでそのようなサイトは存在するが、公式見解によると今後問題になる可能性あり)。
モザイク・ボカシ入アダルト動画は禁止」となっており、イラストやアニメを含むとのことから、制限はかなりきついと言えます。

それでもカゴヤでアダルトするなら、そのグレーゾーンは?

カゴヤで一時的にでもアダルトサイトを運営するなら、以下のレベルにとどめておきましょう。とりあえず見逃してくれる可能性が高いです。

  • 本編画像を伴わないアダルトビデオ・レビューサイト(ただしリンク先はアマゾンや楽天にすること)
  • わいせつポーズ画像を伴わない、アダルトトグッズの文字だけのレビューサイト
  • 中身をぼやかした風俗店のサイト
  • 官能小説など、文学的表現主体のわいせつ性のある画像・動画を伴わないサイト

とにかく、画像やイラストは避けて、リンク先はアマゾンや楽天といった大手ECサイトに限定すれば、大方セーフになると思います。ただし、収益性は疑問のままですが。

カゴヤジャパンらしい利用法は?

アダルト運営できる手堅いサーバーだという印象を間違って抱いてしまった人は、残念ながらご期待に添えないサーバーになりますが、カゴヤにはカゴヤにしかない魅力、特徴があります。

ざっと上げると以下のようなものです。

  • KUSANAGI使用
  • データセンターは自社所有
  • 専任のスタッフのサポート体制
  • 東京じゃなくて、本社は京都
  • セキュリティ面での信頼性の高さ
  • レンサバ会社としては堅実な長期の実績

カゴヤがプラン別に示している、最大仮想CPUコアとか、メモリなどが少し低めに感じると思いますが、仮想マシンはKUSANAGIを導入している点は注目しておきましょう。エックスサーバーと同様で、キャッシュに頼らずサーバー環境を最適できるので、体感速度は速いです。1コアしか使えないプランであっても、遅すぎるという遅さではありません(速いとまでは言いませんが、1コアで動いていると思えば早い部類です)。

データセンターがどんなものかはブラックボックスが普通の会社とは違い、カゴヤジャパンは、データセンターは自前で所有しています。場所は非公開ですが、耐震・免震構造の建物で、電源多重化対策に力を入れていて、ちょっとした災害程度ではサーバーが落ちないシステムを構築しています(非常用発電機が稼働します)。他社にサーバーを任せているような会社ではないことに注目です。

カゴヤのデータセンターには専任のエンジニア常駐していて、24時間365日でサーバーを管理・運用しています。自前でやっているところが、玄人好みです。稼働率は99.99%ではなくて99.999%です。そのため、医療法人や官公庁クラスのセキュリティ要求に応えられるわけです。

また電話サポート(しかもフリーダイヤル)は年中無休で、セキュリティ関係のトラブルはほぼ一発の電話で即解決します。電話サポートは平日9:30~17:45という制限こそありますが、対応は知識豊富なスペシャリストなので、対応にムダがない点はさすがです。電話が込み合うことも少ないようですが、混んでいる状態でも待ち時間を教えてくれます。もちろん、メールサポートなら24時間365日可能で、平日のメールなら数時間も待たずに、一時間以内に返事(解決案込み)が届くこともあります。

ただ、サーバートラブルのようなものがほとんどないので、サーバーの安定度と信頼度は私の個人的意見を抜きにしても高いと思います。

京都の会社であるということも、関西圏の人には魅力にうつるかもしれません。サーバー事業に尽力し始めたのは1998年あたりだと記憶しています。つまり20年以上の実績がある会社ですね。

カゴヤでお勧めのプランは

共用レンタルサーバー

月880円のS12プランは、データベース利用料が月額で1GBあたり770円ほど必要です。WordPressに代表される、データベースを利用するCMS使用が前提なら割高です。月額1,760円になりますが、データベースが10GBまで使えるS22プランが一番おすすめです。金額的には、このプランより安上がりの他社もありますが、上で示したカゴヤの魅力・特徴に魅かれるなら、安定性と信頼性を考慮すれば高いものではありません。私的には京都の会社ということも魅力の一つです。

WordPress専用サーバー

カゴヤのグレード1・プラン(WordPress専用プラン)は月額440円ですが、仮想CPUが1コア、SSDで20GB、メモリ1GBということでこれだとちょっとしたIoTデバイスの管理画面程度の運用しかできません。
グレード2にすると、月額990円で1.5コア、40GBに増えますが、スペック的にまだ微妙です。ただ、スペックから想像するほど遅くはありません。グレード3にすると、月額2,200円になりますが2コアです。

グレード2しか試したことがありませんが、グレード1から始めてもプラン変更は簡単にできます。そのため、一番下のグレードから初めてサイトが育つにつれて、プランをアップグレードするような見込みをつけて契約するのはアリです。
他社はカゴヤほど細かくプランが分かれていませんので、カゴヤの細かいプラン分けは利用目的、達成目標が描けている人は使いやすいと思います。

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小ネタ

本サイトの読者に、どれほどアダルトサイトの運営を行いたい人がいるか不明ですが、誰かからサイト運用の相談を受けることがあるかもしれません。
運営者自身はアダルトサイトという認識がなくても(例えば、官能映画の薀蓄サイト、精力剤のレビューサイトなど)、アダルトサイト認定されてしまうことはよくあります。

レンタルサーバーというジャンルからは外れますが、運用コストさえまかなえるのであれば Amazon AWS という選択肢もあります。サイトを手っ取り早く作るという意図からは大きくハズレますが、サイトが育てばスケールアップも簡単で、ドぎつい本格的なアダルトサイトで無い限り(公序良俗違反は厳禁)、可能です。

私的なまとめ

  • カゴヤでアダルトサイトは原則できないと考えよう
  • アダルト文書は禁止ワードを多用したり、誹謗中傷等でない限り可能
  • わいせつ動画や画像は、実写、アニメ、画像編集の有無を問わず、アダルトジャンルは不可
  • 局部の描写は、理由を問わず不可

以上、公式見解に現状の運用状況を加味した当サイトの判断です。
カゴヤではアダルトは許可していないけれど、アップロード時。投稿時にコンテンツが規約違反か否かは判断していません(問い合わせ済み)。
風俗関係のバーなどは、女性の写真などを使わない限り可能かもしれません(現実にそういうサイトは存在する)が、コンプライアンス重視にカジを大幅に切っているカゴヤですので、今後も継続できるかは注意です。

レンタルサーバーのカゴヤ

カゴヤ・ジャパン 公式サイトはこちら


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