当サイトでも過去に紹介したテレグラム(Telegram)、ルフィ事件で一般的にも認知され始めたのではと思います。
例の幹部連中の間ではテレグラムではなく、シグナル(Signal)を使いさらに安全性を高めていたことも、今では多くの人が知るところとなりました。
本ページはこんな方におすすめ
- 安全な通信を行いたい人
- 素人だけど、通信が盗聴されるなんて耐えられない人
- SNS でやばい会話が絶えない人
- 職場でSNS でテレグラム(Telegram)がブロックされている人
ヤバい会話の中身には触れませんが、私がずいぶん前に Telegram のグループを片っ端から参加した時、とある国のグループで葉っぱのやり取りばかりしているところに迷い込んだことがあります。
正直なところ、日本国内では確実に違法な内容だったと思います。こんなヤバいチャットグループが普通に存在しているのもテレグラム(Telegram)です。
テレグラム(Telegram)にアクセスできない、どうする?
世界各国をうろちょろしていると、肝心な時にテレグラム(Telegram)にアクセスできなくなる時があります。
私もはじめは、テレグラムのサーバーが過負荷のせいだと思っていましたが、そうではありませんでした。
テレグラム(Telegram)にアクセスできない時に、まず確認することは、以下の可能性です。
- テレグラム(Telegram)をブロックする国・エリアから接続している可能性
- 職場や学校、接続しているネットワークの管理者が、テレグラム(Telegram)へのアクセスを許可していない可能性
上のようなケースが本当に存在します。私の経験では、欧州の一部のエリアではテレグラムに繋ぎにくくなっていました(全く繋げないわけでもなく、頻繁に遅延が起きます)。
国レベルでブロックされるというより、学校や施設内での接続ブロックが多いように思います。
また、かつて香港のデモに参加している人たちが身を守るため(身バレを防ぐため)に使ったということで、テレグラム(Telegram)を使っていたことも知られています。
現在では、中国当局はテレグラムを規制しているらしく、中国国内からはまともにテレグラムに繋がらない可能性があります。
このような場合は、VPN を利用することで、この制限をくぐり抜けることが可能です。
ここでは、 NordVPN か Millen VPN か SurfShark か CyberGhostVPN が、月額料金(二年契約)が控え目でコスパが高くお勧めです。
中国国内からアクセスする可能性がある方は、 Millen VPN か SurfShark を選んでください。 CyberGhostVPN は中国からのアクセスには対応が弱いです(多分使えません)。
テレグラム(Telegram)の人気を探る
テレグラム(Telegram)は端的にアングラ系の人たちのみならず、セキュリティにうるさい人たちの間でも人気があります。
ハッカー集団というのか、変なものを販売していたり作っていたりする人の間で人気があるわけです。それは事実ですが、実際は(ヨーロッパ系の)金融関係者の間でも常識的に使われています。
金融関係と言っても、ヨーロッパ系の人の会話ですので、何とかロンダリング絡みなのかなと思うような会話もちょくちょくみられます。
会話は多種の言語で行われることも多いので、あくまで翻訳を介しての私個人の理解になりますが、日本語環境においてもルフィ事件をみれば、問題なく活用できていることがうかがい知れます。
つまり、テレグラム(Telegram)は正当・不正にかかわらず、通信の秘密が守られる通信手段になります。
アプリのダウンロード数も、月間5位以内を常時キープするような超人気アプリです。
人気の理由はテレグラムの特徴にあります。ちょっと見ておきましょう。
高度な暗号化機能でセキュリティを担保
SNS アプリで怖いのは、自分と相手の会話のコピーが第三者に流れてしまうことです。よく芸能人のスキャンダルが LINE のチャット記録という形で流出することがありますが、テレグラムではそういうことは考えにくいです。
通信そのものは、高度な暗号化機能を備えていて、運営側でも通信内容を把握できない秘匿性を備えています。スクリーンショットの制限も行えます。
メッセージが自動消去される設定もできるため、画面上からメッセージが消えるだけでなく運営会社にも履歴が残りません(メッセージの履歴は残らないが、自動消去機能を使ったという記録は残ります)。
イケない例で考えてみましょう。ルフィ事件では以下のような会話がされていたと推測されます。あくまで推測です。履歴などは当局もおさえていないため、被告人が語らない限り事実は分かりません。内容は推測ですよ、間違えないでくださいね。
B: いくら盗れる?
(略)
B: 3000万しかなかった
A: 〇ったのか?
B: 騒がれたからな
みたいな会話ですが(これは適当な推測作文ですよ)、一定時間で自動的に消去されます。
メッセージが送られた後すぐにスマホを押収して、SNS の中身を確認することが出来たら、捜査当局も楽なのでしょうけれど、犯行が行われて発覚してからでないとスマホの押収もできません。
押収したころには、メッセージはすべて消えているというわけです。
押収した時にデータが消えてなくても、オンラインにしたとたんデータは消えます。機内モードなどにしてオンラインを意図的に避けたら、データは消えませんが、新しい証拠メッセージも受け取れなくなります。
新しいメッセージを受け取りつつ、過去のデータを消させない・改ざんさせないという設定ができないのがテレグラムです。
テレグラムは暗号化がしっかりしているからといって、その機能は通信速度には大きな影響を与えていないようです。
メッセージを送って一秒後には、相手に届いているとされ、メッセンジャーツールの基本機能も強力です。タイムラグがあまりないので、悪いことする人たちにも、人気で活用されるという皮肉なことでもあります。
最近の犯罪は SNS が大きく関与することが多くなっています。
掲示板に他人の住所などのプライベートをさらしたりする悪さ程度なら、捜査当局も検挙に至るまでは比較的チョロイのですが(すでに流れ作業になっています)、テレグラム(Telegram)やシグナル(Signal)を通信手段にして、犯人が闇バイトを使ってくる場合は、捜査が難航する傾向にあります。
それは、テレグラムやシグナルでは、そもそも会話・チャットログみたいなものがサーバーには存在せず、サーバーを押収したところで大した情報が得られないからです。
そのため、チャットの内容は直接、犯人のスマホを取り上げて中身を見るしかありません。
指紋・顔認証を解除させテレグラムを起動しても、シークレットチャットは、片方がオフラインだと始めることができません。
新しいメッセージを受ける前に、チャットの内容は自動消去されます。
これが、もし LINE でやり取りしてくれていたら、当局は LINE のサーバーを管轄している会社に協力を申し出れば、公式のみならず、大方非公式にはすべてバレます。
実際はサーバー管理者は強制的に協力させられますので、プライバシーも何もあったもんじゃないと思います(推測です)。
ちなみに、LINE の場合は犯人の指示役と闇バイトが口裏を合わせて、互いのスマホのチャット履歴を自分たちで削除していたとしても、サーバーにチャット内容がフルに残っているので、すぐにバレます。
テレグラムやシグナルには、サーバーにログがそもそも残らないというプライバシー上の利点が理解できると思います。
テレグラムといえ、音声通話をしていても、今後は AI で文字起こしされているか、されていなくてもそのまま圧縮音声データがそのまま残っている可能性もあります。運営会社は否定すると思いますが、利用者としてはそういうシステムだと理解して利用するのが賢明です。
Telegram | Signal | iMessage | LINE | ||
---|---|---|---|---|---|
データ通信 | E2EE | E2EE | E2EE | E2EE | サーバー |
本社所在国 | 英国 | 米国 | 米国 | 米国 | 韓国 |
安全性 | 良好 | 最強 | 強い | 良い | 信用できない |
商用 | 非営利 | 非営利 | apple | 営利 | |
オープンソース | △ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ |
シークレット チャット | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ |
デフォルトで暗号化 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
一言印象 | カシコイ | 誠実 | デフォルト | 老舗 | 詐欺師 |
△は(クライアントのみ)オープンソースという意味。
捜査当局としては、もし事件が起こったときは、犯人が LINE を利用していてくれることを強く希望しているはずです。
LINE はこれまでも、これからもカネでシッポの振り先を変えるような連中に管理されてきていますので、日本の捜査機関やヤバイ勢力にコネクションが張れると考えたら、平気でその程度の情報提供はあると思います。
LINE の場合ですが、チャットログを頭から読むだけで、何をして、何を盗んで、誰を〇したか全部チャットに書いてあり(内容としてあり)、捜査員はそれをもとに裏付け捜査をするだけです。
逆を言えば、LINE は情報を売る、利用することにより自社のビジネスを維持しているといえます。
これは、ユーザーが LINE を利用する際に、合意事項として受け入れて始めています。LINE で得たユーザー情報はビジネス等に活用することを許可しているという意味になります。つまり、ユーザーが合意した以上、違法とは言えないので、この点を誤解なく。
そのため、捜査当局も、例の悪党どもが テレグラム(Telegram)やシグナル(Signal)を利用していたという事実が知れ渡り、一般市民が乗り換えてしまうことを暗に危惧しているのではと思います。
使えるツールというものは、もろ刃の剣で使い方次第です。
テレグラム(Telegram)もシグナル(Signal)無料で広告もない
テレグラム(Telegram)もシグナル(Signal)は非営利団体が運営しています。
おかけで、変な広告を見せられることもなく、スムーズにアプリを利用できます。
テレグラムは何が優秀なのか
上では、テレグラム(Telegram)のアングラ利用の暗いネタばかりやりましたが、テレグラムはアングラツールではなくて、アングラでも通じるほどまっとうなツールだということです。
まともな使い方の代表例ですが、多くのユーザーは仮想通貨の情報収集プラットフォームとして利用しています。
現実に仮想通貨の情報収集プラットフォームとして非常に有益なツールです。
テレグラムでは暗号資産(仮想通貨)関連のニュースがひっきりなしに流れます。動きの速い暗号資産を負うには、タイムラグも少ない、通信も安全に行えるテレグラムが信頼されているというわけです。
暗号資産ごとにチャンネル登録すれば、情報はさらな細かく集めることができます。
テレグラムと VPN を併用することに意味はあるのか?
テレグラム(Telegram)自体が、優秀な暗号化通信を行っていることは、前半で述べたとおりです。
そのため、VPN を利用してさらに暗号化通信したところで、くどいだけの様に勘違いしがちです。
つまり、その元々の暗号化通信をさらに、さらに VPN の暗号化カプセルに包んで。セキュアトンネルを通して通信するほど強固にする必要はあるのかということは誰もが考えます。
でも、意味としては、次のようなケースがあります。
- テレグラム(Telegram)がブロックされているエリアでテレグラムを使いたい
- テレグラム(Telegram)を利用していること自体をネットワーク管理者に知られたくない
VPN を使えばもテレグラム(Telegram)がブロックされているエリアでも、接続制限を受けなくなります。
また、通信を傍受している者に、自分がテレグラムを利用して連絡を取り合っていること自体を、盗聴者に知られたくない場合、VPN を経由する意味があります。
この目的で VPN を利用する場合、特に月額利用料金の高いものを選ばなくても対処できます。
中国国内、香港などからアクセスする可能性がある場合は、 Millen VPN か SurfShark から選ぶのが無難です。
それ以外の国であれば、 CyberGhostVPN が現在、月額料金としてコスパが良くてオススメです。
私自身、日本国内でテレグラム(Telegram)がブロックされたエリアに足を踏み入れた経験まだないのですが、海外ではそういうケースに出くわすリスクはあります。
VPN のアカウントをまだ持っていない方は、無料 VPN 以外の信頼できるものを一つ契約しておくと、いざというときのピンチを救われます。特に海外のバスに乗って Wi-Fi に接続する時などは安心です。
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Telegram と Signal は安全に使えるか?(プライバシー保護)
LINE にとって代わるメッセージアプリを考える
まとめ
テレグラムでVPNを通す意味
- 管理者・ネットワーク盗聴者に自分がテレグラムを利用していること自体を知らせないため
- テレグラムそのものの使用をブロックしている特定の