Conoha WING やヘテムルなどと比べて、GMOグルーブの中でも意外と目立たないのがCORESERVER(コアサーバー)です。
当サイトはエックスサーバーを一押ししていますが、もちろん他社のサーバーもサーバーも地道にテストしています。
今回は、コアサーバーのドメイン設定手順をまとめておきます。
本ページはこんな方におすすめ
- コアサーバーを使う予定の方
- コアサーバーにお名前.comなどで取得したドメインを割り当てたい方
- コアサーバーが使えるかどうかだけ知りたい方
なお、コアサーバーV2プラン(CORE-Y)でテストしています。CORE-Zのプランでは、本サイトのレビューに劣る内容にはならないはずですが、CORE-X のプランの場合はどれくらいCORE-Yと比べて劣るのかいささか不明です(未検証)。未検証ながら、ほぼ確信的に考えられるのは、シングルサイト運用に限るのなら CORE-X でも十分に(お釣りがくるほど)使い物になるはずです。
ところで、コアサーバーを積極的に使う予定の人は、私の感覚からはそれほど多くはないのではと思います。しかし、コアサーバーは地道に無料試用期間が長いため、ある程度使い方をマスターして慣れてしまえば、こちらを使い続けるほうが安上がりで都合がいい方も多いかと思います。
当ページでは、コアサーバーの内容にしか触れませんので、コアサーバーに興味がある方や、コアサーバーを使い始めたばかりの人にお読みいただけると嬉しく思います。コアサーバーの実用的な概要を知りたい場合は、設定部分をす飛ばしてまとめだけ読んでください。
早速、コアサーバーの簡略まとめ
ここ最近の、一ヶ月ばかり(2021年12月から)の使用感からのまとめになります。しばらくコアサーバー全体のバージョンアップは来ないと思いますが、会社の勢いからしてスペックダウンの方向には行かないと考えております。
- 速度はエックスサーバーと大差なし
- セキュリティチェックもしっかりしている印象
- WordPressだけでなくDrupalやJoomlaも簡単にセットアップできる
多くの商用サーバー同様、ポイントを抑えた使えるサーバーという印象です。少しでもサーバー設定の経験や知識のある初心者やなら問題なく扱えます。
CORESERVER(コアサーバー)
まとめは後から振り返るとして、早速ドメインをコアサーバーに設定していきます。
バリュードメイン以外で取得したドメインをコアサーバーで使う
コアサーバーですが、サーバーを契約すると無料でドメインが一つもらえます。これはドメイン取得料金が無料になるだけではなく、毎年の更新維持費もコアサーバーと有料契約し続ける限り、契約期間内は無料という意味です。エックスサーバーにも同様のサービス(キャンペーン)があります。ドメイン取得料金は、実際のところどれも大したことがないことが多いので、毎年の更新料が高いドメインを利用する場合はお得です。
参考:[小ネタ].tech や .online ドメインを無料で使い続ける小技
しかし、無料でドメイン登録できるのは、コアサーバーと有料契約をしてからです。普通なら一ヶ月の無料試用期間終了後に、無料ドメイン登録が可能になります。有料契約開始から一ヶ月以内に申し込まなければならないという有効期限がある点は注意しましょう。
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[小ネタ].tech や .online ドメインを無料で使い続ける小技
ドメイン取得には、ちょっとした豆知識が必要です。このページでは主に、料金面の小ネタを扱います。 本ページはこんな方におす ...
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[手順1]お名前.comで取得したドメインをコアサーバーにセットする
バリュードメインで取得したドメインの場合は、面倒な手続きは不要ですが、バリュードメインより「お名前.com」の方がキャンペーンを行っている回数も頻度も多いので、私はお名前.com
をよく利用します。しかし、同じGMO系列会社であっても他社扱いとなるので、ひと手間必要になります。
コアサーバーの「ドメイン管理」から自分がすでに他社で取得しているドメイン名を「新しく追加」します。
先程の自分がすでに他社で取得しているドメインをステップ1の空欄に入れ、作成します(ステップ2)。
CORESERVER(コアサーバー)
[手順2]お名前.com のネームサーバーを変更する
[手順1]が終わればお名前.com
側のネームサーバーを変更します。お名前.comの設定画面は、ドメインの契約更新画面優先でわかりにくいですが、メニューの「ネームサーバーの変更」をクリックして進みます。
ネームサーバーの変更画面では、ここにバリュードメインのネームサーバーを入れます。
エックスサーバーと同じように、サーバーと同じドメインではないのでこんがらがりますが、バリュードメインのものを入れます。
具体的には「ns1.value-domain.com」~「ns5.value-domain.com」を入れます。特に ns1 と ns2 だけ入れて設定を終えても実用上は問題ありません。
ここまでが、お名前.com で設定する内容です。
[手順3]バリュードメインのネームサーバーを設定する
エックスサーバーなら事実上[手順2]までで完了になるのですが、コアサーバーの場合はあと一手間必要です。
次に、バリュードメインにログインしコントロールパネルから「無料ネームサーバー」、「他社登録しているドメインを登録」に進みます。
「バリュードメイン 無料ネームサーバーの作成」で先程のお名前.com
で取得したドメイン名を入れます。
次のDNSを設定して終わりです。
マル3の「当サービス内サーバーの自動DNS設定」をしっかり行うのがポイントです。
自分の契約しているサーバー番号は、コアサーバーの試用開始のときに送られたメールや、コアサーバーのダッシュボード、ドメイン管理、バリュードメインのコントロールパネル内から確認できます。「s11.coreserver.jp」とかの番号付きの「coreserver.jp」になります。
コアサーバーについて簡易チェックとレビュー
速度はエックスサーバー同クラスサービスと大差なし
当方がバックアップした WordPress データ(200記事ほど、プラグインは重めのものを50個ばかり)と HTMLフアイルのかたまりをアップロードして、不当に遠隔アクセステストした感じでは、体感ではエックスサーバーとの違いは感じません。同時刻帯に大量アクセスなどがあったときは、どのような振る舞いになるのかは断言できませんが、回線に相当余裕がありそうなので差はつかないものと考えています。
エックスサーバーもそうですが、不正アクセス等の監視はしっかりしているようです。特にコントロールパネルをハックされるようなケースには、警告メールをしっかり見ている限り少ないと言えそうです。エクスサーバーやGmail同様、見知らぬ地域からの管理者アクセスが発生したときはしっかり警告メールを出してくれます。
コアサーバーの対象ユーザーは、少々知識のある初心者から上の人なら利用には問題ありません。他者で取得したドメインをコアサーバーで使う場合など、多少癖がありますが、ヘルプを読めばズブのド素人でない限り問題なくこなせるレベルです。
設定面ではエックスサーバー(ペーシックプラン)と比較して、特別面倒な点もありません。エックスサーバーが使える人はコアサーバーでも問題なく使え、その逆もしかりです。
コアサーバーは基本、建前上バリュードメインで取得したドメインを利用するためのレンタルサーバーという位置づけです。そのため、まずバリュードメインのアカウントを作成しておくことが前提になります。
アカウント作成そのものは無料ですので、特に拒否する必要もありません。コアサーバーの無料利用を数ヶ月でもするつもりなら、アカウント作成は必須です。
VALUE-DOMAIN(バリュードメイン)
セキュリティチェックも上々
バリュードメインとコアサーバーは同会社ですので、普段と違う管理アクセスを行うと図のような警告メールが届きます。
件名「新しくコントロールパネルにログインがありました」のメールは軽く扱わず目にとまるようにメーラーを設定しておくだけで、セキュリティ的には大きく外しませんので利用しましょう。
コアサーバーのまとめ
三年間の一括払いが前提ですが、同条件でエックスサーバーと比較した場合、無料利用期間が多い分、コアサーバーのほうが安くなります。価格面では有利です。
サーバースペックは大まかにしか公開されていないので断定的には言えませんが、同レベルのエックスサーバーのプランと比較してもメリットがあります。
例えば、無料試用期間を一年間獲得できて、四年間運用する場合なら、月額料金は518円ほどになり、6ヶ月の無料試用期間なら、月額592円ほど、デフォルトの1ヶ月なら月額672円ですのでお得感を感じます。
CORESERVER(コアサーバー)
常用プランの割引済みサービス価格を検討比較
エックスサーバー スタンダード | コアサーバー CORE-Y | |
初期費用 | 3,300円 | 1,650円 |
月額料金(36ヶ月契約) | 690円/月 | |
月額料金(24ヶ月契約) | 803円 / 月 | |
月額料金(12ヶ月契約) | 858円 / 月 | |
サブスクリプション契約 | 400円 / 月(支払いは3ヶ月単位) | 990円 / 月 |
無料お試し期間 | 10日間 | 最低でも30日はアリ |
キャンペーン価格を検討比較
エックスサーバーと比較しましたが、価格からして CORE-Y はエックスサーバーの スタンダードと同格です。定価ベースではエックスサーバーの方が高いのですが、エックスサーバーも頻繁にキャンペーンを行うので、はじめの三年間は上の割引価格で利用できます。
また、初期費用に関しても両社とも無料になるキャンペーンが行われることがあります。コアサーバーの場合は、バリュードメインのキャンペーンと連動することが多いです。
無料試用期間に違いあり
無料お試し期間というものは、お試しであり、この期間中はプランの変更が自由など、利用するつもりの人にとってはありがたいものです。エックスサーバーは10日程度しかなく、特にキャンペーンもこの点にはないのですが、コアサーバーは最長で一年のお試しプランとかがあります。
一年ですから、本使用と同じレベルだと思うのですが、このような一見無茶な無料お試し期間がつくのは、実はコアサーバーの最大のメリットだと感じています。この無料期間のおかけで、全体としての月額料金は格段に安くなります。
まとめ
まとめ
- コアサーバーの速度は現実的に早い
- 大量のファイルを置けるスペースは魅力的
- 簡単設定できるCMSの種類が多いのは嬉しい
- 無料試用期間が多く貰えれば試す価値あり
- 総じて価格はエックスサーバーより安くなることが多い
CORESERVER(コアサーバー)