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サーバー

EIGサーバーを避けるべきか?

2021年7月9日

海外のサーバーを物色していると、必ず EIG サーバーという言葉にぶつかります。
技術用語ではないのですが、EIG サーバーは避けるべきという意味で、ネットでは普通に「あのサバ、EIGだよなー」なんて飛び交っています。
このページでは、サーバー会社乱立に対応して、海外サーバーを使う人はもちろん、国内サーバー愛用している方にも役に立つ情報を取り上げくます。

EIGサーバーって何?

ところで、EIGサーバーとは何なのかをまず知っておく必要があります。
EIG とは Endurance International Group のことで、Webホスティング業務をメインとしたIT系企業です。
もう少し噛み砕くと、クラウドベースのプラットフォームソリューションの大手プロバイダーといった感じですね。

日本ではあまり意識されることもないのですが、海外では最大手で、小企業のオンライン・ウェブプレゼンス、電子メールマーケティング、事業ソリューションを手掛ける大きな会社というイメージでしょうか。一般的には、先程述べたWebホスティング業務が中心と考えていいと思います。
ちなみに本社はマサチューセッツ州バーリントン、ブラジル、インド、オランダで3700人以上の雇用とのことですので、ITの優等生Google(Alphabet)よりも従業員数は少ないようですね。

そのEIGが仕切っているサーバー、つまりサーバー運営会社がEIGの参加になっているものを俗にEIGサーバーと呼んでいます。
その一例を挙げてみます。かつて私も使用したことがあるサーバーで言えば、Bluehost、Domain.com、HostGatorは有名どころでしょう。これらはすべてEIGサーバーで、ブランド名は様々ですが、要は大ボスはEIGということです。

なぜEIGサーバーは嫌われるか?

少しばかりサーバーに詳しい人(技術面よりテリトリーの方に詳しい人)なら、EIGサーバーを本能的に嫌う人が多いように思います。
私個人としては、安くて速度が出ていて、安定していて、しかもセキュリティが上々なら文句を言いませんが、EIGが嫌われるということは、この条件を満たしていないであろうことは想像できます。

EIGと関わると品質が下がる

上の紹介では、EIGは技術力のある会社というイメージですが、実態は日本のソフトバンクのような感じで、技術力のあるサービス会社を買収して、自社のメンバーにして連結決算するというビジネスです。
実際のところ、技術のことは二の次で、まずは買収して、利益の出る構造に会社を変革するというのがEIGの得意とするところです。

わかりやすく言えば、サーバー会社が時期サービスを見据えて高スペックのサーバーに投資し、共有人数も抑えてブランド力を維持してきたのに、EIGが入ってきて、サーバーのスペックを下げ、共有人数を増やすということをして、利益を獲得します。これがモロに出たのが、HostGator や Site5 という有名会社で、私が利用していた時代とはほど遠い体感パフォーマンスになっている模様です。

サーバーの品質が下がるといってもデータが流出し放題というようなレベルにまでは下がりません。どちらかといえば、サーバーが重い、落ちるというようなことが多くなる感じです。

もう一つ、皆が懸念しているのは経営方針です。EIG のコア経営戦略は、可能な限り市場を独占し、株主のニーズに合わせて利益を上げることです。
要するに、EIGは株主を喜ばせる会社になり、EIGに投資すれば儲かりますよという、孫正義的な経営スタイルです。
株主としては嬉しい限りですが、同時に利益を出すためには、品質なんて優先しません、スペック犠牲もいとわないいうスタイルでもあります。
EIGのレンタルサーバーを利用している人は、一年おきにサーバースペックの見直しがあったものが延期されたり、クライアントのためにホスティングを改善する努力なんてことは、あまり注力しないと言っているわけです。
当然ですが、サーバー会社運営のキモとなる高品質と利益の間の妥協点を見つける気なんてありません。株主にとっては嬉しい限りですね。

逆を言えば、サーバーを使う側(クライアント)にとってはたまったものではありません。
サーバーのスペックは見直さない、そのくせ割安サービス(一ヶ月分60円とか)ばかり始めて、遅いわノロいは、よく落ちるわのサーバーサービスを増産しています。

そのため、サーバー契約者の側からすれば、EIGサーバーはイヤなわけです。

ただ、遅くてもいい、落ちてもいいから安いサービスがほしいというサーバー契約者もいますので、この事自体が特別アウトとまでは言えません。

参考のために、EIGサーバーの一覧表を載せておきます。
私が1990年代にお世話になった、HyperMart や Virtual Avenue も現在はEIGの一員です。

EIGホスティング会社

2slick 2slick.com
AccountSupport accountsupport.com
A Small Orange asmallorange.com
Arvixe arvixe.com
Australia Domain Names austdomains.com.au
Berry Information Systems L.L.C. berryinfosysllc.com
BigRock bigrock.com
BizLand bizland.com
BlueDomino bluedomino.com
BlueHost bluehost.com
Cheap Domains cheapdomains.com.au
Crazy Domains crazydomains.com
Domain.com
"DomainHost"
domainhost.com
Donweb.com donweb.com
Dot5Hosting.com dot5hosting.com
Dotster dotster.com
EasyCGI easycgi.com
EntryHost entryhost.com
FastDomain fastdomain.com
FatCow fatcow.com
FatCow fatcowhosting.com
FreeParking freeparking.com
FreeYellow freeyellow.com
Globat Glob@t
Globatglobat.com
Homestead Technologies, Inc.homestead.com
HostADay hostaday.com
HostCentric hostcentric.com
HostGator hostgator.com
HostNine hostnine.com
HostMonster hostmonster.com
HostYourSite.com hostyoursite.com
HyperMart hypermart.com
HyperMart hypermart.net
IMOutdoorsHosting imoutdoorshosting.com
Impress.ly impress.ly
iPage ipage.com
iPower IpowerWeb
iPoweripower.com
JustHost justhost.com
LogicBoxes logicboxes.com
MyDomain mydomain.com
NetFirms netfirms.com
Net Logistics netlogistics.com.au
NetworksHosting networkshosting.com
Network Solutions networksolutions.com
Nexx nexx.com
PowWeb powweb.com
PureHost purehost.com
ReadyHosting readyhosting.co.uk
ReadyHosting readyhosting.com
Register.com register.com
ResellerClub resellerclub.com
SEO Hosting seohosting.com
SEO Hosting seowebhosting.net
Site5 site5.com
SiteBeat sitebeat.com
SiteBuilder sitebuilder.com
Sitelio sitelio.com
Sitey sitey.com
Spry spry.com
StartLogic startlogic.com
TightHost tighthost.com
TypePad typepad.com
UsaNetHosting usanethosting.com
Verio verio.com
Virtual Avenue virtualave.net
Vodien vodien.com
VPSlink vpslink.com
Web.com web.com
Web2010 web2010.com
WebHost4Life.com webhost4life.com
webhosting.info webhosting.info
WebSiteBuilder websitebuilder.com
WebstrikeSolutions WebstrikeSolutions.com
whois.com.au whois.com.au
Xeran xeran.com
YourWebHosting yourwebhosting.com

EIGサーバーはマジやめるべきなのか?

国内のサーバー、例えばXサーバーなどを利用している人は、ここでのお話は他人事でいいと思います。
EIGとしても、サーバーのサービスが本当に低くなれば、そもそも顧客を獲得できませんので、EIGサーバーはゴミというのは言いすぎですね。

経験上、この手のサービスは管理者次第ということが多く、能無しが管理すればどんなサーバーも悪くなります。
一方で、脳ある鷹が管理すれば、EIGに浸食されようとも数年近くは、ユーザーを騙し騙し満足させてくれます。

ここで、私が実行している個人サーバー契約メソッド(海外サバ編)の時間軸サンプルを公開しておきます。
といっても大したことなく、普通に契約して、嫌になったら解約してるだけですけど。
下は、まだEIGの傘下に入っていないホスティング会社が買収されるケースです。

  1. 海外サーバーを見つける
  2. 契約する
  3. EIGにグループ化される
  4. 格安サービスがじまったらしばらく継続
  5. 更新月に解約

ざっと上のようなプロセスをたどってきましたが、一年に1回か2回ぐらい、こんなことが今でもあるという感じです。
まず、海外のサーバーがタダ同然の価格で提供されることがあるので、私はすかさず契約します(PayPal払いの場合に限る)。
大体、満足とまで行かないサービスが多いので、ドメイン、スクリプトやワードプレスならテーマ関係のものを含めてテストします。
テストしていると、サーバのスペック、レスポンスが普通に体感できます。
パフォーマンスがいいときは、契約継続を考えますが、そのうちEIGの一員になった(買収された)かのようなアナウンスを受け取ります。
半年して、スペックがダウンしていないようたら、契約継続はありえます。
価格的メリットが多すぎる場合も、契約継続はありえます。
格安サービスは、一旦、現在のサービスを解約して再度格安サービス(2年縛りとかあり)を契約し直すケースもあります。私の場合は継続期間の縛りがなければ、契約を続けていることが多いです。

私が契約したことがある海外サーバーは、2000年代以降、数十社程度かと思うのですが多くは潰れてしまったりして、そのままの形で残っている会社はあまりありません。
2006年以降は海外サーバーより、多少高くても国内サーバーの方が支払い関係でトラブらないように感じたので、国内サーバーを使うことが多くなりました。というより、AWSのようなサービスが登場してきたので、海外の中小サーバーより、海外モノならまとめて AWS なんてこともありですね。

結論としては、EIGそのものを毛嫌いする必要はなさそうですが、メインにして頼り切るのは少し勇気が必要な感じです。
サービス価格など、安い反面、今後はサービスの品質が低下すると予想する人が多いからです。
国内ユーザーは、一時的にサーバーを開設する、余っているドメインを一時的に使うなど、適当な海外サーバー利用するときは、以上のことは知識として持っておくといいですね。

なお、もしEIGサーバーでないホスティングサービスで、海外のものを探している方はHawkHostHOSTINGERを強くオススメします。
現在のところ、早くて安くて安全で、しかもEIGでないおすすめのサーバーです。

Hostinger
HawkHost

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